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2025年10月13日 第7322号

【主な記事】

150年の伝統を受け継ごう
北陸女性局長「かたかごの会」


 北陸3県の女性郵便局長で組織される「かたかごの会」総会が9月20日に石川県金沢市KKRホテル金沢で開催された。会員57人、来賓・OB4人の計61人が出席した。
 最初に福光有子会長(月津)が「日本の手紙文化にも通じる己書(おのれしょ)講座を本日は一緒に楽しみましょう」と語り、昨年10月18日に開催された「全国女性局長の集いin東北」の報告を会員に伝えた。
 そして「会に参加して、全国の女性局長から勇気、やる気、元気をいただいた」としたうえで、「サッカー女子ワールドカップ、ドイツ大会優勝時のキャプテン澤穂希さんから、コミュニケーションの取り方やマネジメントの方法を伝授され、素敵な言葉をいただいた」と報告。「女性局長が活き活きと仕事をして、社員が憧れる存在となるよう、今後の後に続く社員を育成して、150年続いてきた郵便局をこれからもつなげていきましょう!」と語りかけた。
 代表者会議では、全国の女性局長との意見交換が行われ、「この会があることで頑張ることができる」「先輩が残してくれた会を引き続き繋いでいこう」との活発な意見が交わされた。そして、2026年は中国地方会で、2028年は九州地方会で開催されることが決定した。
 議事は、全国女性局長の集いin東北参加報告・会計報告・新会員紹介・役員改選・新役員あいさつ。
 続いて、あいさつに立った北陸支社の加納聡支社長は、着任してから今までの郵便局の状況の変遷について説明した。
 その後、己書講座を全員が受講した。己書は、絵を描くように文字を描く、筆ペンで味のある文字や絵を描く書。講師に招いた、中川紀代子先生と市川千秋先生の指導のもと、練習を終えて作品作りに90分間挑戦した。6人ずつの各テーブルで、「ありがとう」「感謝」の二つの作品を仕上げ、フォトフレームに立て笑顔で作品を披露した。
 講座を楽しみに出席した会員もいて、加納支社長も参加し和気あいあいと楽しんだ。
 笠島郁子副会長(敦賀中央町)が、「2026年に広島で開催される会に、みんなで参加をしましょう」と呼びかけ閉会のあいさつをした。
 「かたかごの会」はコロナ禍でしばらく活動を休止しており、2年前の総会から再開した。役員の任期は2年間で前回の総会以降が、福光会長はじめ執行部が活動し、昨年度は「全国女性局長の集いin東北」に出席し、今回は地元で総会を開催し役員の任期を終えた。
 旧役員は、福光会長、磯部美希副会長(作道)、笠島郁子副会長(敦賀中央町)。新役員は、堀いずみ会長(新川)、笠島副会長(※継続)、西井ゆかり副会長(滝尾)。総会の準備は、南加賀地区会・北加賀地区会が担った。
 広報担当の小松大川郵便局の村本洋子局長は、「旧友との再会で、懐かしい思い出がよみがえり、喜びを感じ、能登地区の近況を聞くことで、心が苦しくなり、新しい出会いや初めての『己書』体験により、心躍るようなとても素敵な一日を過ごすことができた。あらためて、『ありがとう』『感謝』の気持ちでいっぱいです」と語っている。


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