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2021年6月7日 第7095号

【主な記事】

「ひまわりの絆プロジェクト」
千葉県印旛連絡会 四街道八街部会が賛同
交通事故防止を呼びかけ


 千葉県印旛地区連絡会(野平浩明統括局長/豊住)の千葉県四街道八街部会(14局)と四街道郵便局、八街郵便局は「命の大切さ」と「交通事故の悲惨さ」を訴えることを目的に、京都府警が発案した「ひまわりの絆プロジェクト」に賛同、取組みを始めた。
 平成23年に京都府で発生した交通事故で亡くなった男児(当時4歳)が生前に育てていた「ひまわりの種」を、遺族から警察官が受け取り、賛同する警察署を通じて全国で開花させていく内容。
 男児の生きていた証と遺族への支援とともに、「命の大切さ」と「交通事故の悲惨さ」を訴えることを目的としている。
 防犯ボランティアが種から育てたひまわりの苗が昨年、四街道市立和良比小学校をはじめとする幼保、小中学校に寄贈され、順調に大輪を咲かせた。ひまわりの種を巡るプロジェクトの趣旨に、郵便局(四街道八街部会)が賛同、広がりを見せたことから5月18日、学校から郵便局への贈呈式が開催された。
 会場となった四街道市立和良比小学校の校庭の花壇前で、四街道警察署の長谷川進署長が「四街道・八街市内の郵便局の皆さまから『ひまわりの絆プロジェクト』への参加希望の話をいただき、ぜひ一緒に活動を盛り上げていきたいとの思いになった。賛同いただき心より感謝」とお礼の言葉。
 また「プロジェクトは京都府で、交通事故で亡くなった男の子が大切に育てていたひまわりの種を京都府警が譲り受け、各地の警察署が育て増やし続け、毎年大きく育ったひまわりの花を見て、交通安全の意識を高めていこうという運動。郵便局と警察署が地域の安全と子どもたちの明るい未来のために、協力していければと思っている」と期待を寄せた。
 ひまわりの種の贈呈の後に種をまき、記念プレートが設置された。
 四街道つくし座郵便局の古川雅之局長は「贈呈式を開催していただき感謝。ひまわりの種を各郵便局で大事に育て、交通事故で亡くなられた男の子、ご遺族の想いを大切にし、『命の大切さ』『交通事故の悲惨さ』を地域の方々に伝えていきたい」とあいさつ。
 そして「郵便局は今年で創業150周年。ここまでこられたのは、地域の方々のおかげだと思っている。地域にとって宝である子どもたちが、安心安全に登下校できる社会になるように、郵便局も頑張っていく」と述べた。
 今後は四街道・八街市内各局で「ひまわりの絆プロジェクト」「郵政創業150年のシンボルマーク」の紹介などと共に、プランターや花壇でひまわりを育てる。また、「お客さまにも良ければ」とひまわりの種をたくさん譲り受けたので、賛同する人に贈呈する。
 さらに7月後半~8月初旬のひまわりが綺麗に咲く時期に、「ぽすくま反射リフレクター(車のライトに反射するキーホルダー)」を150周年の感謝と交通安全の気持ちを込めて、各局で配布する計画だ。


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