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2020年 7月13日 第7048号

【主な記事】

郵政グループ 社員と交流サイト開設
社長直通の“ご意見箱” 社風改革の提案を募集

 日本郵政グループは増田寛也日本郵政社長のビデオメッセージなどをアップロードした社員との交流サイトをオープンさせた。社員との交流を深めるために開設したもので、内容は随時アップデートされる。
 増田社長のビデオメッセージのバックナンバー(6月1日)も収められており、7月2日には更新されたものが公開されている。「社員のみなさまへ伝えたい想い」を中心に発信している。
 また「日本郵政グループ社長直通ご意見箱」と「日本郵政グループ社員からの社風改革項目の募集」を行っている。
 「日本郵政グループ社長直通ご意見箱」へは、日本郵政グループを良くしていくための提案・意見を募集、今後の経営改善の参考にする。
 「日本郵政グループ社員からの社風改革項目の募集」は、社員が思う「改革すべき社風」の意見を求めている。今後の社風改革に向けて取り組む施策を検討することにしている。

〈増田社長のビデオメッセージ要旨(7月2日)〉
 先月からメッセージ動画の配信を始めたところ、千通を超えるご意見をいただきました。皆さんからのご意見はすべて読ませていただきました。メッセージ動画の取組みについては、好意的なご意見を多数いただいた一方で、例えば、郵政グループのコロナ対策について厳しいご意見もいただいております。マスクや窓口シールドの配備方法、勤務体制等、皆さんからのご意見を、これからのグループ経営にしっかりと活かしてまいります。
 また、先日、ウェブ会議システムを活用して、郵便局で働く社員の皆さんとリモートでの意見交換も行いました。限られた時間ではありましたが、ポータルサイトの検索機能の改善や総合的なコンサルティングサービスの展開方法、既存の商品サービスの棚卸についてのご意見をいただくとともに、研修などはリモートを活用すれば移動や超勤時間の短縮につながり、浮いた時間を家庭や自分の時間に充てられるといった提案もいただきました。
 今後もリモートでの意見交換会を定期的に開催するとともに、コロナウイルスの状況も見ながら、皆さんのところに訪問する機会を増やしていきたいと思います。
 さて、この7月で、私が日本郵政グループに着任して半年が経過しました。この間を振り返り、改革を進めなければならないと感じたことの一つが、組織内の風通し、いわゆる『コミュニケーション改革』です。そのため、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の社長とも相談をし、社員の皆さんの声が私にダイレクトに届く『社長直通ご意見箱』を設置することとしました。
 郵政グループが、これからも幅広いお客さまにご利用していただき、お客さまに喜んでいただくために会社としてどんなことに取り組んでいくべきか、どんなことを改善すべきかなど、皆さんからの提案・意見を募集します。
 また、皆さんからの組織風土改革に対するご意見もいただきたいと思います。今回、組織風土改革としてコミュニケーション改革を進めていきますが、皆さんから郵政の組織風土として大切に守っていくべき風土、逆に改善した方がいい風土として、どのようなものがあるのかを教えてください。
 皆さんとともに汗をかき、皆さんとともに知恵を出しながら、グループ社員の一員として郵政グループの発展、そして、郵政グループで働く社員の皆さんのより良い生活の実現を図っていきたいと思います。一緒に郵政グループの素晴らしい明日を創っていきましょう。


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