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　東北支社（古屋正昭支社長）では、福島県二本松市の利便性向上を目的として、岳温泉観光協会内で行っていた市民窓口コーナーの業務を、岳温泉郵便局（壷屋和良局長、二本松市岳温泉1-223-3）において包括受託した。東北エリア内では初めての取組みとなる。なお、5月29日をもって、岳温泉観光協会内の市の窓口は終了となった。

　岳温泉郵便局は「二本松市と二本松市内郵便局との包括連携協定」に基づいて、市民窓口コーナー等特定の事務を取り扱う郵便局として指定された。
　5月25日に地方公共団体事務の郵便局への包括受託契約を締結している。
　6月1日、包括受託業務の開始に先立って、「岳温泉郵便局における行政事務の取扱開始式」が、同局前の駐車場で行われた。
　開始式には、二本松市の三保恵一市長、佐藤吉浩市民部長、日本郵便から、古屋支社長、佐藤賢之介主幹地区統括局長（旭田）、髙島貞邦福島県北部地区連絡会統括局長（大玉）、尾形信寛東北支社経営管理部地方創生担当部長、壷屋局長らが出席した。
　古屋支社長は「行政事務の取扱いは東北では初めてで、全国でも3例目となる。地域の皆さまとともに歩んでいく郵便局として、二本松市と連携をさらに密にして、利便性の向上に取り組んで役立ちたい」とあいさつした。
　三保市長は「これまでも、郵便局には包括連携協議に基づいて協力いただいている。岳温泉郵便局での行政事務の開始により、市民行政サービスの向上がより一層ワンストップで図られるものと期待している」と語った。
　テープカットに続いて、午前9時から受託業務がスタートした。
　二本松市にとっては行政事務の効率化を図ることができ、日本郵便にとっては委託料を受け取れるほか、ワンストップ行政への貢献につながる。
　岳温泉郵便局での取扱業務の内容は、公的証明書の交付（住民票、戸籍謄抄本、戸籍の附票、印鑑登録証明書、税証明書）、犬の登録、狂犬病予防注射済票の交付、となっている（一部証明書の交付については、本人による請求に限られる）。
　岳温泉郵便局での市民窓口コーナーの業務の取扱時間は平日9～17時まで。
　土日祝日および年末年始の市役所閉庁日は休業となる。