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2019年 12月2日 第7016号

【主な記事】

“北神弓子” に年賀状を
[神戸市内局]北神急行電鉄と連携


 神戸市内郵便局では、折野陽三局長(神戸山田)が幹事を務め、北神急行電鉄株式会社(辰馬秀彦社長)とのコラボレーションで、地域活性化と市民の手紙文化振興を図ろうと、「北神弓子(きたがみきゅうこ)に年賀状を贈ろう。キャンペーン」を11月1日から実施している。

 今年4月に神戸山田局長に着任した折野局長。「地域のお客さまの役に立ち、地域から愛され、信頼されるよう、地域のニーズにあったサービスを安全、確実、迅速に提供し、人々の生活を生涯にわたって支援することで、触れ合いあふれる豊かな暮らしの実現に貢献する」ことを最重要テーマに掲げ、普段から地域のお客さまと接して、話を聞き、悩みなどがあれば郵便局で何か役に立てないかを考えて行動している。
 着任挨拶とかもめ~るの提案を兼ねて、北神急行電鉄へ自らトップセールスを実施したところ、北神急行電鉄は市営化が決まっていることなどから、営業については全て断っているとのことだった。しかし、折野局長は「地域に愛され、役立つことで社会に貢献することこそ会社の使命」とPRし、「企業責任や使命」について共感を得ることができた。
 郵便局は「年賀状・手紙文化振興」、北神急行電鉄は「スムーズな市営化と愛される会社づくり」が課題であることから、互いに知恵を出し合う中で、北神急行電鉄公式マスコットキャラクターの北神弓子をシンボルとして活用することを提案した。
 さらに、市の活性化にも繋がるものとして、神戸市にも連携を依頼。神戸市内を走る市営地下鉄に年賀状PRのヘッドマークを掲出し、「北神弓子に年賀状を贈ろう。キャンペーン」を企画した。
 北神弓子は普段、巫女の格好をしていることが多いが、コスプレが趣味であり、時に駅員に扮することもある。その北神弓子が今回、郵便局のコスプレに挑戦した。これは北神弓子自身もさることながら、企業や自治体のキャラクターが全国に数多くある中で、キャラクターが郵便局のコスプレをするのは恐らく全国初ではないかと言う。リーガルチェックもクリアして、実現に至った。
 キャンペーンの内容は、期間中に神戸市内郵便局(北・東灘・灘・中央・兵庫・長田・須磨・垂水・西区内)で年賀はがきを50枚以上購入した人に応募券を1枚進呈。年賀はがきに応募券を貼り、住所・氏名・生年月日・性別・電話番号を記入し、「北神弓子に年賀状を贈ろう。キャンペーン」事務局宛に応募すると、抽選で50人に「北神弓子の缶バッジ及び公式絵師こぞのさとしが描く北神弓子からの年賀状」が届けられる(2020年1月中旬頃発送予定)。
 北神急行では、北神弓子と同じく同社マスコットキャラクター「ノリノリス」もあしらい、「北神弓子に年賀状を贈ろう。」と書かれたコラボヘッドマークを、全ての車両の西神中央方先頭に12月2日まで掲出した。
 最初は神戸山田局だけでも実施しようとスタートしたが、部会内15局から神戸市営地下鉄の走る市内149局へ広がり、さらには市内全184局での大掛かりな取組みとなった。
 11月2日には、北神急行電鉄谷上駅で年賀はがき販売イベントを開催し、北神急行電鉄の非公式キャラクター「北神急行くん」とぽすくまも登場。撮影会も行われるなど、大いに盛り上がった。
 キャンペーンは12月27日まで。年賀状の応募先は〒651-1299 神戸山田郵便局内「北神弓子に年賀状を贈ろう。キャンペーン」事務局まで。電話078-581-1312(平日9~17時)。
 折野局長は「地域のお客さまの役に立ち、地域から愛され、信頼されるよう、地域のニーズに合ったサービスを提供し続け、年賀状・手紙文化を盛り上げていきたい」と話している。


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