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第6990号

【主な記事】

新しい商品を作り出そう
かんぽ生命などがコンテスト


 かんぽ生命保険と第一生命保険NTTデータは「Ins Techオープンイノベーションビジネスコンテスト」を5月17日、東京都渋谷区の「Dai-ichiLife Innovation Lab Tokyo」のオフィスで開いた。テーマは「令和元年 拡大する 保険×ヘルスケア 新時代を開く」。審査の結果、最優秀賞には東京都港区にあるベンチャー企業「Sporri」の「姿勢解析AIによる身体調整」が選ばれた。

 コンテストは、国民生活の質の向上や健康寿命の延伸につながる新しい保険商品・サービスをアイデアや技術を持つベンチャー企業と協業し作り出そうと2017年に始まった。今回で2回目。
かんぽ生命保険賞はフィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」の「隙間時間運動(WEBGYMメソッド)」、第一生命保険賞は「フーモア」の「生保ゲーム」、技術審査員賞は「フロンティアマーケット」の「音声機器が創り出す認知症予防の新しいサービス」、オーディエンス賞は「Coaido」の「AED情報救命アプリCoaido119」と、「O(オー)」の「睡眠生産性を向上するO:SLEEP」。保険2社は今後、これら受賞企業と協業の検討を行う。
 かんぽ生命保険賞の「東急スポーツオアシス」の「隙間時間運動」は、「いつでも、どこでも、誰でも運動が楽しめる」というコンセプトの下、電車の中や自宅などで空いた時間をうまく活用し、運動してもらおうというもの。同社はエクササイズのレッスンアプリなどを携帯端末に配信している。
 選考理由について、かんぽ生命保険は「ラジオ体操を推進するかんぽ生命の活動ともマッチしているから」としている。
 かんぽ生命保険では、第1回目の受賞者4社のうち、最優秀賞の「JMDC(旧社名・日本医療データセンター)」、優秀賞の「テック・パワー」の2社と協業。健康応援アプリ「すこやかんぽ」で、それぞれ健診アドバイスやエイジング・ダイエットアプリでコンテンツ開発に携わってもらった。
 同社ではベンチャー企業との協業について、「すこやかんぽのレベルアップや新たなサービス向上施策を展開する上でヒントとなるアイデアをもらえた」と評価している。


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