「通信文化新報」特集記事詳細

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2014年5月5日号

【主な記事】

地域の信頼で「メロンゆうパック」増加
茨城県東部連絡会鉾田部会
雉子沼藤雄部会長
鉾田舟木局長

茨城県東部地区連絡会(綿引勝茂統括局長/関東地方会副会長/小桜)の鉾田部会(雉子沼藤雄部会長/鉾田舟木)の大きな業務収入は「メロンゆうパック」。民営化以降、郵便局ではゆうパックの集荷などに簡単に取り組めなくなったが、JA茨城旭村は日頃から郵便局に寄せる信頼が厚く、郵便局と連携したいとの強い要望に応えて、郵便局を中心にメロンゆうパックの拡大に取り組んで着実に成果を上げてきた。年間約9万個の取り扱いがあったが民営化で減少、しかし今では約8万個に回復した。これも局長が日頃から地元との密着度が高いことが大きい。昨年度は、そのほかの営業でも大きな成果を上げ、新年度ではさらなる業務収入の向上を目指す。


雉子沼部会長は平成19年に鉾田舟木局長になり、25年から茨城県東部連絡会鉾田部会長に就任した。部会運営で心がけたのは、利用者との会話を大切にし、利用者の立場に立って行動、サービス・信頼・満足度を向上させることだったが、民営・分社化以降、農村地帯ではサービスダウンとなり、ゆうパックも簡単には取り扱うことができなくなった。


雉子沼部会長は「5月~7月が、ゆうパックメロンの引受時期。昨年、期間引受個数は約5万個。年間では約8万個と順調に伸びている。JA茨城旭村のメロンは高級だが、5個入りのパックがあり、また2種類あるのが特徴となっている。民営化前は約9万個あった。メロン農家の高齢化に伴い、全体的に減少傾向にあるものの、郵便局長らの地元との密着度の高さが効果を上げ、ゆうパックの個数は増加しつつある」という。


着実に理解を深め


大きな業務収入に


部会にとって一番大きな業務収入は、JA茨城旭村メロンのゆうパック。山﨑忠邦郵便・物販担当副統括局長は「JA茨城旭村と郵便局との関わりは昭和63年から。当時、郵便局がふるさと小包を展開する中で、JAが取り扱っているメロンを発送できないかと協議した。すでに他社が参入しており、郵便小包は当時、遅い、壊れる、取り扱いが雑だとのイメージがあり、なかなか話を聞いてもらえなかった。度重なる交渉の結果、3か所ある直売所(大規模直販施設)のうち、1か所を試行的にゆうパックで発送することになり、63年から取り扱いを始めた。当時は725個だった」と話す。


「いつから、ゆうパックになったのか」「宅配便のラベルを書いてきたから書き直すのは嫌だ」などの苦情もあったが、局長・社員が一つひとつ丁寧に説明し、ラベルの書き直しを手伝ったりして理解を深めた。平成元年から2か所(当時7546個)、平成2年からは3か所全ての直売所で取り扱いができるようになり、着実に個数を伸ばしてきた。


土・日には部会内の局長が直売所での発送作業を手伝うなど、地域に密着した取り組みがJA茨城旭村から高く評価され、郵便局との信頼関係が構築された。民営・分社化当時、手数料の変化などによって、サービスがダウンしたとの苦情が寄せられ、メロンゆうパックの扱いは旧支店への移管が打ち出されたが、JAから地域密着の地元の郵便局長と取り組みたいとの強い要望が出され、引き続き郵便局が中心となり取り扱うことになった。


また、平成22年7月の宅配便事業統合に伴うゆうパック遅延の時も、他社からの反転攻勢にも変わらずゆうパックを利用してもらった経緯がある。「社員の頃からメロンに携わった局長も多く、地元への密着度が高いのが大きな要因」と山﨑副統括局長。「郵便局がなくなると地域も寂しくなる。社員も地元出身が多く、その縁で利用する人も多い」。


雉子沼部会長は「昨年度、地域に根ざした郵便局づくりと郵便局ファン拡大のため、地域イベントに積極的に参加、郵便局商品の提供や提案を行ったことが成果を上げた。具体的には▽うまかぺフェスタへの参加・出店▽山﨑副統括局長の交渉によって実現した初の飛行機のフレーム切手で、百里基地航空祭に合わせて販売した▽鉾田マラソンで臨時出張所開設。こうした施策が効果を上げて、営業ではメロンゆうパックを中心に前年度に比べ増加、連絡会で3位以内となった。「これも全員が統一認識、統一行動を基本に取り組んだ結果」とし、新年度はさらなる成績向上を目指す。


【山﨑忠邦郵便・物販担当副統括局長(鉾田駅前)】


▽郵便局長5代目。若い頃、外へ出たが、帰ってくるたびに「いつ戻ってくるのか」と聞かれた。町への愛着度は増すばかりだった。郵便局は金融機関ではなく、昔から郵便局だという思い。社員も地元の出身者が多く、局長・社員の顔が十分活かされている町▽管理者というよりも24時間郵便局長で取り組んでいる。


【池場達也郵便・物販担当副部会長(大洋)、小沼美沙郵便・物販担当の営業推進リーダー(諏訪局主任)】


▽昨年度は郵便収入、ゆうパック、物販と目標を突破した▽旭村メロンは5~7月まで農協直売所で部会内11局の管理者・社員と交代で引受・発送を行った。期間引受個数は約5万個、年間引受個数は約8万個。出荷期間は引受個数、業務収入では関東管内トップを毎年、獲得している。生産量は全国1位であり、毎年、数字を伸ばしている▽6月のサングリーン旭から差し出されたメロンゆうパックの引き受けでは、土・日、部内の局長が2人1組となって後方支援で対応した。


▽物販は関東ふるさと会、頒布会が順調に伸びた▽百里基地航空祭に合わせ、飛行機のフレーム切手4000部を発行・販売。航空祭は悪天候だったが、2日間の臨時出張所で約2000部が売れるなど好調だった。山﨑副統括局長が自ら自衛隊基地(広報)へ赴き、飛行機のフレーム切手の初の販売に成功した▽年賀はがきの引き受け開始日が鉾田マラソン大会の当日で、臨時出張所を開催、予想以上の販売を挙げた▽一体営業獲得ゼロ局を解消するため、情報を提供して事業所訪問を行っている。


渉外局を含めた


全局全完を目指す


【山口雅正保険担当副統括局長(徳宿)】


▽100%やるのは当たり前。課題はさらにスキルを上げること。社員は自主研などに熱心に取り組んだ結果、数字が伸びており、評価している▽目標は毎年、上がっていくので、販売力向上が必要。日頃からの人間関係を大事に、2名局が7局あり、土・日に局周をやるなどの行動力が必要だろう。


【皆藤茂宣保険担当副部会長(子生)、鬼沢恵営業推進リーダー(鉾田舟木局主任)】


▽窓口局(9局)の全局目標突破によって部会目標を達成しているが、渉外局の目標達成を含めた全局全完が課題▽成約すると部会内で情報の共有化を図るため、販売商品の内容や成約までの流れを記入したFAXを流した。これが効果的だった▽契約内容の確認等フォローアップ活動をしっかりして、満期前から次の商品等を提案していくのが大事▽2名局が多い中、巡回社員などをうまくやりくりしながら、データを活用して電話や局周活動をしており、効果を上げている▽営業推進リーダーが定期的にリーダーだよりを発行し、各種施策や営業顕彰を分かりやすく伝えている。


【鬼沢推進リーダーの効果的な話法】


▽笑顔で応対し、分かりやすく説明するように心がけている▽一人ひとりのお客さまとコミュニケーションを図り、人間関係を築き自分のファンになってもらうよう努めた▽新規で通帳を作るために来局した人に保険の話をした。高血圧の薬を服用しているとのことだったが、加入できる可能性があったのでアプローチした▽子どもの学資保険に加入後、母親が未加入であることが分かり、特別終身保険を勧奨し加入してもらった。コミを深めた結果、第二子も引き続き学資保険に加入してもらった。


【小橋信彦貯金担当副部会長(諏訪)、綿引遼営業推進リーダー(鉾田駅前局主任)】


▽昨年度は定定純増、新規のいずれも目標を達成した▽当初から定定純増の推進管理表「今日の入り・今日の出」を使用して、毎日日別報告を求め、日々の推進管理を徹底させた。キャンペーン期間以外でも毎日報告してもらい、日々の数字の意識の定着化を図り、手遅れにならないうちに対策を練ったのが効果を上げた。▽夏のキャンペーンと冬のキャンペーンの実施前(約1週間前)には、意識統一を図るため各局の推進管理責任者を集め、渉外局で研修会を実施した▽週に1度、営業推進リーダーと推進遅延局に対する対策協議を実施。協議後、副部会長は局長へ、営業推進リーダーは社員へ電話及び訪問し、遅延理由と取組状況を確認した。


【綿引推進リーダー】


▽推進遅延局には副印鑑の廃止などの周知をしながら声をかけるなど、具体的な取組をアドバイス▽リーダー便りを7回発行し、社員へキャンペーン等の取組内容の周知を図った。


【塙喜一総務・防犯担当副部会長(新宮)、小沼和美防犯担当リーダー(子生局課長代理)】


▽損益関係では人件費の経費が大きいが、収入が上がっているので上位に位置している。

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