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第6791・6792合併号

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鈴木亜由子選手が出場
世界陸上北京大会

 “手紙を届ける郵便”と“たすきをつなぐ駅伝”の親和性の強さから駅伝を中心に中長距離女子選手を育成、支援する日本郵政グループ女子陸上部の鈴木亜由子選手が、8月22日から北京で開催される「2015年世界陸上競技選手権大会」に向けて、ナショナルチームの合同合宿に参加して練習にいそしんでいる。
 2年に1度開かれる世界陸上は、その時々で翌年のオリンピック選考会を兼ねる場合もあり、陸上界にとって重要な大会。日本郵政の西室泰三社長も「創部2年目で世界レベルに到達する選手を輩出できたことは大変に嬉しい」と語っている。
 世界陸上は今回が15回目。中国・北京の国家体育場(鳥の巣)で行われる大会はアジアでは4度目の開催となり、北京での国際陸上競技連盟(IAAF)主催大会としては、06年世界ジュニア選手権に続き2度目となる。
 鈴木選手が日本代表選手の一人に選ばれたのは、昨年10月に行われた全日本実業団選手権大会の女子5000メートルで15分14秒96を記録し、世界陸上の参加標準記録(15分20秒)をクリアしたことや、今年6月の日本陸上競技選手権大会で3位に入賞するなどの実績が総合的に評価された。
 大会では短距離、長距離などのトラック競技やマラソンの他、走高跳、三段跳、やり投げ、幅跳びなどのフィールド競技種目を男女別に競う。鈴木選手が出場するのは女子5000メートルで、27日に行われる予選会に出場した後、30日の決勝戦への進出が期待される。
 日本郵政グループ女子陸上部合宿所「小金井寮」で生活する鈴木選手は大会に先立ち、7月7日に小金井市の稲葉孝彦市長を表敬訪問した。小金井市のマーク「こきんちゃん」絵ボードの前で髙橋昌彦監督、中井敏郎局長(小金井)らと共に歓談した。
 中井局長が「鈴木選手は小金井局で総務の仕事に従事し、身も心も小金井市民。陸上競技を通じて地域貢献ができると思う」と紹介すると、鈴木選手が「小金井公園などで毎日練習している。自分たちが頑張る姿を通じて、地域の子どもたちに元気や希望を届けられるように努力を続けたい」と意欲を示した。山本修教育長も「鈴木選手が出場する日は、子どもたちにテレビ観戦で応援するように校長会で呼びかけたい」と期待を寄せた。
 日本郵政グループ女子陸上部はグループ初の実業団チームで14年4月に発足。現在は池田優子選手、柴田千歳選手、鈴木亜由子選手、藤田千尋選手、小座間夏子選手、関根花観選手、岩橋優選手、岩髙莉奈選手、寺内希選手、東出早紀子選手の10人を髙橋監督のほか、齋藤由貴コーチ、比企和一コーチ、下田翔子マネジャー、臼田梨紗管理栄養士が支えている。また、日本郵政の西室社長が顧問、原口亮介常務執行役が部長、篠原勝則広報部長が事務局長を務めている。
 鈴木選手以外の選手は8月8日まで北海道で合宿中。10月に福岡県で行われる実業団女子駅伝統一予選会を見据え、今後も国内外で合宿を行う予定となっている。
 髙橋監督は「創部の際に駅伝日本一、世界で活躍する選手の育成という二つの大きな目標を掲げ、2年目の今年、キャプテンの鈴木選手が世界選手権女子5000メートルに出場することとなった。まずは今回の大会で世界トップレベルのスピードを体で感じ、来年のリオ五輪、5年後の東京オリンピックにつなげるレースにしてほしい。日本人選手にとって世界との差が大きい種目だが、出場だけで終わらせない準備をして本番に送り出したい。応援を願いたい」と話している。



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