「通信文化新報」特集記事詳細

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2024年03年18日  第7240・7241合併号

【主な記事】

宇和島市に総理大臣賞
高齢者見守り・オンライン診療
Digi田(デジでん)甲子園

 「Digi田(デジでん)甲子園2023」の受賞者が3月5日に内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議から発表され、愛媛県宇和島市の「スマートスピーカーを活用した『高齢者見守り・オンライン診療』」が、審査委員会において優れた取り組みとして内閣総理大臣賞(優勝)に選ばれた。
 「Digi田(デジでん)甲子園2023」は、デジタル田園都市国家構想に基づき、医療や介護、健康、教育、子育て、観光、文化、防災、安心・安全といった分野でデジタルを活用し、地域課題の解決や地方創生に取り組む事例を募集、特に優れたものを内閣総理大臣賞として表彰する。地方公共団体部門、民間企業・団体部門がある。
 今回は昨年8月から10月にかけて募集、今年1、2月にインターネット投票が実施された。これには愛知県豊田市の「人工衛星とAIによる水道管の健康診断」、富士フィルムシステムサービス㈱の「罹災証明迅速化ソリューション」が優勝した。
 一方、投票では選定されなかったが、審査委員会において優れた取り組みとして、優勝したのが宇和島市とイツモスマイル㈱の「地域の交通を支える『まちのクルマアプリ』」。
 宇和島市の『高齢者見守り・オンライン診療』は、日本郵便が受託したもので、スマートスピーカーを活用、見守り機能の技術を用いて、慢性疾患のある高齢者の日常生活(健康状態)を把握、家族などへ通知するほか家族や宇和島市から高齢者へのお知らせを発信する。また、タブレット端末でのオンライン診療・服薬指導のサポートを行い、医薬品を配達している。


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