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2024年03月04日 第7238号

【主な記事】

東北初 駅業務と一体運営
仙山線 作並簡易郵便局が開局


 東北支社(小野木喜惠子支社長)と東日本旅客鉄道株式会社東北本部(三林宏幸本部長)は1月24日、無人駅となっていたJR仙山線作並駅(仙台市青葉区作並相ノ沢4―5)に作並簡易郵便局を設置して、郵便局窓口業務と駅窓口業務の一体的な運営を開始した。
 2018年6月12日に締結した「日本郵便とJR東日本の地域・社会の活性化に関する協定」に基づいたもので、東北初となる。郵便・荷物、貯金、保険、物販の郵便局業務と、乗車券類の発売、列車の発車時刻および運賃の案内などの駅業務を取り扱う。
 同日、一体運営の開始に伴い、セレモニーが行われた。郡和子仙台市長、西澤啓文仙台市議会議員、横山敦史宮城総合支所長、荒井忠男青葉区作並連合町内会会長、岩松廣行作並温泉旅館組合長をはじめ多数の来賓が招かれ、小野木東北支社長、三林JR東日本東北本部長、作並簡易郵便局の受託者となる粟野廣株式会社芙蓉システム代表取締役らが出席した。
 小野木支社長は「直営の作並郵便局を昨年7月1日に老朽化により閉局したが、地域の皆さまからの要望を受け、本日から作並簡易郵便局としてJR仙山線作並駅舎内で郵便局窓口業務を開始することとなった。簡易郵便局の受託者により郵便局窓口業務と乗車券販売等駅窓口業務を一体的に行う取り組みは全国初となる。作並簡易郵便局の開業が作並地域の発展につながるよう祈念」とあいさつ。
 三林本部長のあいさつ、郡市長、西澤議員から祝辞、受託者の粟野代表取締役からの謝辞に続いて、テープカットが行われ、午前9時から多くの人の窓口利用が見られた。駅窓口業務は平日9~16時、郵便局窓口業務は郵便・物販が平日9~17時、貯金・保険が平日9~16時。


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