「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6978号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す
目標を明確に一丸でV2へまい進
長与郵便局(長崎県)
部会長 吉田一清局長

 平成30年度も余すところあと1か月半となり、各郵便局では目標の早期達成と上乗せに努めている。そのような中、局長と社員が一丸となって最後の追い込みに汗を流している九州支社管内、長崎県南部地区連絡会(武次昭喜統括局長/高来)の長与郵便局(吉田一清局長)を訪ねた。郵便局のある西彼杵郡長与町は、長崎市中心部から北東へ約10キロに位置し、人口は約4万1900人。長崎県中央部の大村湾南岸を町域としており、長崎市のベッドタウンとして発展している。主な見どころは、「崎野の鼻」「長与湾」「中尾城公園」「琴尾岳」などで「和三郎懇の広場」は桜の名所である。

 長崎空港からバスで長崎駅へ、JR長崎本線から分岐線に入り5つ目の長与駅で下車。駅を背に左へ100メートルほど進むと、左手に長与局が見えてきた。局周は長崎市のベッドタウンで、5年ほど前に約500メートル離れた駅近くに移転した。
 吉田局長は北九州市の出身で、局長をしていた妻の父親の後任として平成12年3月24日付で就任、19年目を迎えている。29年10月からは2度目の部会長を務めている。
 スタッフは局長、課長代理、主任2人、一般社員、期間雇用社員3人の8人で、利用世帯は約2000、利用者は4500人ぐらいである。1日当たりの窓口利用者は約250人となっている。
 他の金融機関は簡易局1、地方銀行2、労金1、JA1で、最寄局(長与嬉里局・長崎女の都局)までは約2キロである。

 親切、丁寧、明るく
 郵便局は永年の伝統をみても地域に根ざし、地域と共に歩み、互いに発展していくことが大事である。お客さま対応の基本スタンスは「親切」「丁寧」「明るく」で、来局しやすいことはもとより、各種商品の販売や引受けだけでなく、仕事以外でもお客さまからの問い合わせや要望には、積極的に対応することにしている。もし判断し切れないことがあれば、速やかに局長に相談するようにしている。
 過疎化や高齢化が進む中、わざわざ郵便局を選んで来ていただけるお客さまの信用がさらに高まり、気分よく帰ってもらうため、期待に応えられるよう日々心がけている。

 ガイドラインを意識
 営業目標の達成は、事業の健全な経営をしていくためにも不可欠で、1日でも早く達成し、少しでも多くの上積みに努めることにしている。そのためには、ガイドラインを常に意識しながら、日々の売り上げ拡大に取り組むことにしている。
 推進管理は原則日々行い、1か月ごとに進捗状況を確認し合っている。郵便・物販は、継続して利用いただけるよう顧客管理をしている。DMを出す時期やお客さまの注文状況を把握したうえで、後フォローもしている。
 貯金は、データの活用や日々の窓口対応での声かけが大事であり、タイミングを逃さないようにしている。
 保険は管内優績者がおり、月ごとに目標の割り振りを行い、常に他の社員と連携して実績の上乗せに努めている。

 人材育成に尽力
 個人の能力を伸ばすことが前提にあり、本人の資質(性格や得手不得手)などを考えながら、少しでも伸びしろが増すように指導している。また、社員一人ひとりが地域のお客さまへの奉仕の気持ちを持って行動してくれるように気を配っている。
 まずは「良き先輩」を見つけ、真似をすることが大事であり、日ごろから助言している。自分の師と仰げるような人を見つけ、自分自身が成長する気持ちを持てば、自然と成長できるものと思っている。
 営業面に関しては、時折ロープレやOJTを取り入れ、レベルアップを図るように取り組んでいる。また、できるだけひとつ上のポストを目指すように指導している。

 積極的に地域活動
 局長として郵便局を経営していくうえでは、地域やお客さまとの関わりが不可欠であり、無理なくできることを継続していくことが大事である。就任前に連絡会の先輩局長から指導を受け、「地域活動の必要性や重要性」を学んだ。
 その経験があり、就任直後に住んだ場所が宅地造成された新しい団地で、自治会発足の規約作成に携わり、そのまま自治会立ち上げに参加した。最近は地方自治体の各種役員として、「地域のためにできること」を常に考え、行動している。また、地域住民の情報を入手し、お客さまルームでの作品展の開催なども検討していきたいと言う。


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