「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6977号

【主な記事】

社内講師認定証を授与
窓口グリーフケア上級研修


 郵便局窓口グリーフケアの応用研修(上級)が2月12~14日の3日間にわたり日本郵便の本社で開催された。
 グリーフケアとは、死別に伴い遺族が悲嘆(グリーフ)を乗り越えようとする気持ちを支援(ケア)すること。相続などで郵便局の窓口に来る遺族は多いが、心ない言葉で傷つく例もあるという。
 心に寄り添った言葉に触れると信頼関係を築く効果が高い。遺族の心情に寄り添う対応で、次世代の郵便局ファンを増やそうと取り組まれている。CS向上と同時に社員のESにも繋がると広がっている。
 郵便局窓口グリーフケアの応用研修は、最低限の知識があり遺族の接客ができる初級、リーダーとして社員の指導ができる中級、専任講師の補助を任せることができ、初級や中級社員の勉強会の講師ができる上級がある。
 今回、開催されたのは上級で、グルーフケアの普及に努めている日本グリーフケアギフト協会の加藤美千代代表理事、郵便・物流事業企画部の石津千絵美専門役、積極的に取り組んでいる仙台市北部地区の内ケ崎慎統括局長(富谷日吉台)らを講師に、社会的背景や歴史、遺族の心理状態、プレゼンテーション技術、ロールプレイングの企画とシナリオ作りなどについて幅広く学んだ。
 受講者には郵便局グリーフケア講師の認定証が授与された。今後は連絡会などで社員に普及していくために、講師として活躍することが期待されている。


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