「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6973・6974合併号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す
職場環境の整備に努めV5へ
安慶名郵便局(沖縄県)
部会長 志良堂和博局長

 平成最後の新年を平穏のうちに迎えた。減少傾向にあるものの、元旦には全国各地の家庭や会社あてに、約14億3200万の年賀状が配達された。そのような中、局長と社員が一丸となって営業推進に取り組んでいる沖縄支社管内の沖縄県本島北部地区連絡会(平安山英孝統括局長/羽地)の安慶名郵便局(志良堂和博局長)を取材した。うるま市は沖縄本島中部に位置し、人口が3番目に多く、2005年に4市町が合併して誕生した。人口は12万1000人。主な見どころは、「勝連城址」「安慶名城址」「安慶名中央公園」「海中道路」「宇賢ビーチ」である。

 那覇空港からレンタカーで沖縄自動車道に入り、北東に約50キロ走行、沖縄北出口を出て一般道に入る。約2キロ先の交差点を右折し、600メートルほど直進すると、左手前方に安慶名郵便局が目に入ってきた。
 志良堂局長は沖縄市の出身で、平成3年4月1日付で大宜味局に採用となり、数局転勤後、羽地局(現在の石川局)の局長代理から石川東恩納局長に就任。その後、石川局長を経て、25年4月1日付で安慶名局長に就任、6年目を迎えており、部会長を務めている。
 スタッフは局長、課長、主任3人、期間雇用社員2人の7人。利用世帯は約5500、利用者は1万3000人ぐらいである。1日当たりの窓口利用者は約200人で、ATMの利用は250人となっている。他の金融機関はJA1、地方銀行2、信用金庫1であり、最寄りの具志川局までは約1キロほどある。
 表彰関係では、本社表彰はかんぽ営業最高優績局表彰を受賞、沖縄支社表彰は、業務表彰を受賞した。

信頼・信用を高める
 働きやすく、機能的であり、社員全員が共通認識を持って楽しく、明るく働ける職場環境をつくり、課長を中心に自分たちで考え、行動するとともに、来局してくれたお客さまが気分よく帰っていただけるように、配慮している。
 お客さま対応に当たっては、明るく元気な声であいさつし、どのようなことでも相談してもらえるように心掛けている。また、お客さまの信頼・信用がさらに高まり、期待に応えられるよう全員が一丸となって汗を流している。
 担務は、月1回ローテーションで変更(貯金、保険、郵便、後方)し、役割分担(部会内日報実績報告書、朝礼の司会、お客さまへの勧奨電話、証拠書検査)をしている。

推進管理は日々
 営業目標を達成することは、郵政事業の健全な経営をしていくために不可欠であり、少しでも早く達成し、上積みに努めることにしている。そのためには、より多くの局で目標をクリアしないと経営に大きな支障を来すことになるので、基本ガイドラインを意識して取り組んでいる。
 推進管理は日々行い、局長席横のボードに推進表を掲出し、ミーティング時に活用している。基本的には12月末で目標を達成し、その後は上積みに努め、自局はもとより、部会や連絡会のためにも尽力することにしている。
 万一、遅れが出たときには、緊急ミーティングや販売会議を行い、全員で挽回策(相談会の開催、POPレイアウトの絞り込み、手作りの果物や野菜などの作成・展示など)を考え、できるだけ早く後れを取り戻すことにしている。
 
考えて行動する
 エリア局は、限られたスタッフでより幅の広い仕事をしているので、商品知識や取り扱いはもとより、教養や一般知識も必要となり、自己啓発に努めてもらっている。
 営業関係は、主任を中心に頑張っており、推進リーダーの役を通して、知識や社員間のコミュニケーション、施策立案等、「考えて行動する」リーダーシップの取れる社員を育成している。
 また、各種の役割を担ってもらうことで「今、何をすべきなのか。何を優先すべきなのか」と気づきを与える機会にもなっている。このほか、幅広いお客さまが来局するので、バランス感覚を磨き、お客さまが安心して相談できる社員づくりを目指している。

地域活動を実施
 郵便局の経営上、地域やお客さまとの関わりが不可欠であり、①うるま市老人クラブグラウンドゴルフ大会に協賛参加②沖縄マラソンイベントへのボランティア参加③地域清掃活動を行っており、単独局としての活動は今後の課題である。
 このほか、部会で次の取組みをしている。
飲酒運転根絶「かもめタウン」の取扱い
 沖縄県では、飲酒運転による検挙者が全国ワーストを毎年続けていることから、「かもめ~る」の時期に市内の事業所83社に協賛を募り、はがき(1万7200枚)に「飲酒運転根絶」の呼びかけ内容を印刷し、全家庭宛てに発送している。
手紙の書き方授業の実施
 年賀はがき販売の時期に、手紙文化の振興策を行うこととし、協賛事業所を募り、年賀はがきを2万5000枚(小学校16校、中学校9校、小・中学校2校分)を学校に贈呈し、授業で身内、先生、友達宛ての年賀状を1~2枚書いて差し出してもらう。


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