「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6960号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す
バランス良い営業でV10を目指す
副統括局長 大倉美智代局長

 今年も余すところ2か月となり、平成元号最後の年賀はがきも発売された。各郵便局では目標の達成に向けて局長と社員が一丸となって取り組んでいる。11、12月は営業推進上、極めて重要な時期と言えるが、東海支社管内の愛知県西尾張地区連絡会(岩田弘久統括局長/一宮泉)、七宝郵便局(大倉美智代局長)を訪ねた。あま市は愛知県の北西部(尾張地方)にある市で、人口は約9万7300人。江戸末期から地場産業が盛んになり、中でも「七宝焼」は全国的に有名で、刷毛の生産量も国内1位となっている。主な見どころとしては甚目寺観音(尾張4観音の一つ)、蓮華寺、樹齢300年以上のラカンマキがある八幡神社などがある。

 東海道新幹線名古屋駅で名鉄名古屋本線急行に乗り替え、木田駅で下車。駅舎を背に100メートル先を右折、さらに100メートル先を左折し約2.4キロ南下、県道68号線に出る交差点を左折して900メートルほど進むと、右手前方に七宝局が見えてきた。
 大倉局長はあま郡大治町の出身で、昭和58年9月14日付で名古屋長良局に採用となり、数局転勤後、甚目寺本郷局の総務主任を経て、平成19年4月1日付で七宝局長に就任、12年目を迎えている。29年4月から貯金担当の副統括局長になり、本年4月からは総務担当の副統括局長を務めている。
 スタッフは局長、課長代理、総務主任、一般2人の5人で、利用世帯は約6300、利用者は1万6000人ぐらいである。本年度は本社営業表彰(総合表彰)や東海支社表彰(総合表彰)を受賞した。

人材育成に力を注ぐ 大倉局長によると、「社員とは家族より長く一緒に時間を過ごすので、仕事のチームであることはもちろん、ファミリーであると考えている。局長就任以来、歴代の社員と毎年同窓会を開催している。現在、16人プラスゆうメイトが七宝ファミリーのメンバー。「平成21年に現地点に局舎を新築移転し、古くからのお客さまをはじめ、地域のお客さまにはお世話になっている。多数ある郵便局の中で『選んでいただける郵便局を目指している』」と語る。
 また「いつかは巣立っていく社員には、七宝局での経験を活かせるように知識の習得、地域との関わり、そして何よりも『チャレンジ精神』を持ち続けることを指導している。転勤後も、『七宝局出身で良かった』と思ってもらえたら最高」と言う。
 そのためには、「自分自身も努力していかねばならない。できれば『七宝局で一緒に働きたい』『局長になりたい』と思ってもらえるよう活き活きとした姿を見せたい」と語った。

日別、週間管理を徹底
 営業推進に当たっては、できるだけ上半期で仕上げることを大きな目標にしている。そして推進計画を少しでも超えるように、日別管理、週間管理を把握している。ときには「午前中にやるぞ!」と社員のやる気を最大限に引き出している。つまり、社員の実力を最大限に発揮させることが、局長の職責であると考えている。
 また、部会長時代には、部会内各局の社員とのコミュニケーションを大切にしつつ、社員レベルの平準化や、さらなるスキルアップのための研修に力を入れててきた。社員の素顔と向き合うことで、一人ひとりの性格を考慮した研修ができ、一緒に喜ぶことは楽しくもあり、局長が学ぶことも多いようだ。
 現在は、地区連絡会の若年社員と役職者の育成に力を注ぐとともに、若年社員の育成と役職者の育成に力を入れている。

イベントを企画
 5年ぐらい前から、あま市観光協会の理事を務めている。年に3回ぐらいの会議があり、「お寺めぐり」や「イルミネーション」等のイベントを開催している。
 地域の方たちとイベントの企画をしている中で、地域と寄り添い、地域と共に生き、地域を丸ごと支えるために何ができるかと考え、郵政事業を通じて人と人のつながりを大切にすることで、お客さまの声を受け止めるようにしている。このほか、下田地区のまつり(10月)に参加している。

朝礼で意識統一
 毎朝10分程度朝礼を行い、全員の意識統一を図って局務運営に当たっている。局長が進行役を行い、前日の実績や当日のやるべきことを伝えるとともに、局長から周知・伝達事項などを伝え、各人が何か一言発言するようにしている。また、夕礼は必要なときに行っている。
 このほか、年に数回、業研や営業会議などを行い、局務運営や営業推進の万全を期している。


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