「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6947号

【主な記事】

都内で石川・福島物産展
包括連携協定に基づき

いしかわ百万石物語展のテープカット。(左から)西嶋支社長、横川所長、ぽすくま、蟹由副理事長、横山社長、ひゃくまんさん、山本副代表主幹地区統括局長、米澤副社長(日本郵政本社前)㊤、福島県地域振興物産展のテープカット。(左から)竹村室長、数又常務理事、根本館長、伊藤所長、佐藤東北地区主幹地区統括局長、福嶋東京地区主幹地区統括局長、須田東京地区副主幹地区統括局長、持丸局長(新宿郵便局)


 日本郵便と石川県主催の観光物産展「いしかわ百万石物語展」(石川県観光連盟共催)が7月25日、東京都千代田区霞が関の日本郵政本社前で、また、日本郵便主催の「福島県地域振興物産展」(福島県特別協力)が7月24日から26日まで新宿区西新宿の新宿郵便局で開催された。いずれも石川県、福島県との包括連携協定に基づくもので、多くの人でにぎわった。

 「いしかわ百万石物語展」は、地元局長が推薦する物産コーナーと東京にある石川県のアンテナショップの二つの販売コーナーが設けられ、近くのサラリーマンらで賑わった。
 オープニングセレモニーには、日本郵便の横山邦男社長をはじめ、米澤友宏副社長、北陸支社の西嶋優支社長、山本利郎副代表主幹地区統括局長、石川県観光連盟の蟹由尚(かにゆたかし)副理事長、石川県の横川浩三東京事務所長が出席。テープカットが行われた。
 地元局長が推薦する物産コーナーの目玉商品は石川県の農業試験場が開発した高級ブドウ「ルビーロマン」。
 今年の初競りでは一房110万円もの高値が付いたという超高級品。この日は一房1万5000円で販売され、四房すべてが完売した。最後の一房は一粒500円で販売された。大粒で糖度が高く、高級ホテルや高級旅館が主な販売先だという。
 このほか、こだわりの塩や醤油、地酒、干物、九谷焼の箸置きのガチャガチャなどが売られていた。能登地区にある郵便局が、石川県のイベント「能登立国1300年能登ふるさと博」に参加するために制作した風景印の缶バッジなども展示された。
 アンテナショップのコーナーでは加賀レンコンチップやノドグロのしぐれ煮、蟹飯の素、地元の銘菓など50種類を販売した。
 石川県観光戦略推進部誘客戦略課の大西洋彰主幹は「石川県は米と水がおいしい。県内には多くの酒蔵があり、それぞれ独自の味がある。日本酒を特産として積極的に売りたい」と話している。
 「福島県地域振興物産展」は特産のモモや地酒など約50品目の産品を販売した。包括連携協定に基づき東日本大震災の復興や地域活性化の取組みの一環。4月に続き2回目の開催となった。
 オープニングセレモニーには、日本郵便の佐藤賢之介東北地区主幹地区統括局長、福嶋浩之東京地区主幹地区統括局長、須田孝之東京地区副主幹地区統括局長、新宿郵便局の持丸信生局長、改革推進部地方創生室の竹村優樹室長、伊藤直樹福島県東京事務所長、根本卓也日本橋ふくしま館長、数又清一JAふくしま未来常務理事が出席。テープカットが行われた。
 今回の目玉は、福島特産のモモ「あかつき」とインターナショナル・ワイン・チャレンジ2018・SAKE部門で最優秀賞を受賞した「奥の松あだたら吟醸」(福島県二本松市・奥の松酒造)。
 あかつきは、地元郵便局とJAふくしま未来とが連携し、ふるさと小包で「伊達の蜜姫」という商品名で8月10日まで販売されている。福島のモモのおいしさを知ってもらおうと、試食なども用意。桃色の法被を着た販売員が来店客にアピールしていた
 福島の地酒は全国新酒鑑評会で6年連続金賞を取った実績があり、同県は「日本酒日本一」をウリにしている。販売には福島酒アンバサダー(福島県公認)で東京にあるレストランの店長を務める田中葉子さんも加わり、福島の酒をアピールしていた。


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