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 年/月

第6946号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す
本社総合表彰を受賞、念願のV6へ
川島郵便局(香川県)
副統括局長 宮脇敏彦局長

 高松空港からリムジンバスでJR瓦町駅まで行き、琴平長尾線に乗車して元山駅で下車。駅前からタクシーで春日川に沿って県道156号線を南進する。高松自動車道をくぐり、1.3キロほど南下して県道12号線を横切り、直進すると、左手前方に川島郵便局が見えてきた。
 宮脇局長は昭和52年10月17日付で大阪府の茨木庄局に採用となり、約5年後に川島局にUターン。数局転勤後、川添局の副局長を経て平成13年5月7日付で香川県庁内局長(開局)に就任、その後15年6月25日付で川島局長に異動し、16年目を迎えている。25年4月から副統括局長になり、本年4月からは総務担当の副統括局長を務めている。
 スタッフは局長、課長代理、主任2人、期間雇用社員の5人。利用世帯は約2700、利用者は約8000人で、1日当たりの来客数は80~100人である。
 29年度の表彰関係は、本社総合表彰Kグループ24位で、支社表彰は貯金表彰(年金部門)でクラス別1位だった。

 目標必達がポリシー
 局長歴17年の宮脇局長は、民営・分社化後はほとんどの年度で全種目達成をしており、「与えられた目標は達成」をポリシーにしている。営業推進に当たっては、社員を巻き込み、お客さまの利便性も考えながら、バランスの良い営業推進に努めている。
 また、少しでも早い時期に達成しようとの意気込みで取り組んでいる。万一遅れが出そうなときには、ミーティングなどを活用して対策を立て、早目早目に対応をするようにしている。また、カウンターセールスだけでは難しいと考えたときには、トップセールスを行うこともある。

 お客さま第一主義で
 郵便局はお客さまがいればこそ成り立っているとの思いを持っており、全国各地で少子高齢化や過疎化が目立つ昨今、推進状況だけを優先することなく、お客さまの立場に立ち、お客さまの利便性を考え、「明るい声で、親切、丁寧なサービス」を基本に、お客さまから愛され信頼される郵便局づくりにも配慮している。
 このほか、局周の清掃をはじめ、職場の整理整頓、笑顔と明るい声による親切・丁寧なお客さま対応、職場のチームワークなどを大切にしている。

 工夫する人材育成
 郵便、貯金、保険などのサービスや情報を提供するだけでなく、郵便局の使命や持ち味をできるだけお客さまに伝え、何でも相談してもらえるような雰囲気が感じられる郵便局づくりに努めている。
 また、局長不在時も多いので、そのようなときでも社員が局長の思いを理解し、実践できる社員の育成に努めている。副統括局長所属の社員としての自覚とプライドを持って職務に携わるとともに、お互いに切磋琢磨し合う社員の育成・指導にも当たっている。
 このほか、自己啓発に努める一方、目標を持たせたり、現在より一つ上の役職を目指すように指導したり、時には個別対話を行うこともある。

 ミーティングの充実
 毎朝、短時間だがミーティングを行うことにしている。進行は局長が行うことが多く、周知・伝達はもとより、営業推進状況やお客さまに関する情報、支社や連絡会からの情報などの共有化を図るようにしており、局長や役職者不在時でも、業務運行に支障が出ないようにしている。
 このほか、PDCAサイクルによる営業推進などについても情報交換を行ったり、コンプライアンス週一研修や支社が提供してくるプログラムをきちんと行うようにしている。

 地域活動の実施
 局長は局周にある保育園、幼稚園、小・中学校の行事(入学式・卒業式・運動会など)には、極力、参加するようにしているようだ。
 また、地元で開催される「夏祭り」に参加し、模擬店の手伝いをしたり、地域住民との親睦や意思疎通にも努めていると言う。このほか、近くの公園で開かれる「菊花展」にも顔出しをしている。
 今後は、お客さまルームを使って「作品展の開催」も検討してみたいと語った。


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