「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6916・6917合併号

【主な記事】

年頭のご挨拶
収穫の年を迎えて
全国郵便局長会 青木進会長


 あけましておめでとうございます。
 読者の皆様には、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
 昨年中はたいへんお世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 全国郵便局長会におきましては、民営化により低下した商品・サービスの回復を課題に据え、各方面に要望活動を展開して参りましたが、皆様のご尽力もあって、一昨年には、「ゆうちょ預入限度額及びかんぽ生命保険加入限度額の引上げ」が実現し、昨年には漸く「口座貸越サービス」や「終身保険」などの新規業務が認可されました。
 これまでのご支援に深く感謝申し上げますとともに、今後とも、お客さまサービスの改善に向けた全国郵便局長会の活動に格別のご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
 さて、今年はイヌ年でございます。イヌといっても「犬」ではなく、「戌」と書きます。ちなみに、戌(じゅつ)とは、作物を刈りひとまとめに締めくくる様子、つまり収穫を意味する漢字だそうです。
 昨年の酉年は「商売繁盛」の年でしたが、今年は「収穫の年」という訳です。
 全国郵便局長会におきましては、この収穫の年に、郵政事業の経営や利便性の改善はもとより、「ユニバーサルサービス(あまねく公平なサービス)の確保」や「地方創生への郵便局の利活用」などの諸課題を一挙に解決したいと考えております。
 なかでも、地方創生につきましては「地方公共団体との連携」と「地域の人口増・経済発展」を2本柱にした取り組みを進め、国内で急速に進展する少子高齢化、過疎化に対応して参りたいと考えております。
 地方公共団体との連携におきましては、従前から実施している「防災士活動」及び「認知症サポーター」など各地のニーズへの対応を継続するほか「過疎地等において撤退が進む支所業務の郵便局での受託」などを前進させたいと考えています。
 地域の人口増・経済発展におきましては、
 過疎化対策としての「みまもりサービス」や「買い物サービス」
 人口増対策としての「移住、婚活のサポート」や「観光誘致」
 経済発展については、地元の皆様と力を合わせた「第6次産業」
 などにも精力的に取り組んで参ります。
 最後になりましたが、読者の皆様には、ご健勝にてご活躍されることを祈念いたしております。
 以上、本年の抱負の一端を申し述べまして、新年のご挨拶といたします。


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