「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6816号

【主な記事】

“日本一の部会”目指し全員力で挑む
大阪府堺連絡会浜寺部会
桐山陽子部会長
堺浜寺石津局長

 27年度、桐山陽子・堺浜寺石津局長は大阪府堺地区連絡会(南埜昭敬統括局長/堺浜寺船尾)浜寺部会長に就任した。桐山局長は保険の最高優績者と貯金インストラクターの経験を持つ営業のベテラン。本年度結成された浜寺部会は“日本一の部会”を目指し1月7日現在、総合営業で近畿支社管内28位と躍進、特に保険は7位と原動力になっている。注目されるのは部会長局がリードし、全員力で上位に引き上げており、各商品の全局全完達成が目立つ。部会は若返りして営業意識を更に高め、本年度は結成元年で日本一に挑む。

 桐山陽子局長は平成18年、貯金のインストラクターから堺浜寺石津局長に就任した。保険では最高優績者となったこともある営業のベテラン。営業の会社だから業績を上げるのが一番と、厳しさ7割、優しさ3割で社員指導に当たり、日本一の郵便局づくりに取り組んできた。“日本一”とは営業、業務、接客の全てを指している。
 27年度、行動指針に掲げたのが「笑顔で挨拶」「5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)の徹底」「素直になる(報告・連絡・相談)」「自分に厳しく(個人目標の必達)」で、口角を上げた笑顔であいさつし、営業時間は常に背筋を伸ばし、自立型社員になるようにと呼びかけてきた。
 カウンターの番号札がスムーズに進まなくなると、お客さまを待たせぬよう桐山局長が率先垂範でロビーに出て用件を聞くなど、お客さま第一の姿勢を貫いてきた。「用事で来たのだが、優しい笑顔であいさつしてくれるだろうか」との利用者の声に「とびっきりの笑顔」で「みんな揃って」「笑顔の挨拶」で迎えるよう社員を指導した。こうした取組により本年度の営業は1月7日現在、近畿支社管内の総合で12位、特に保険は300.95%で管内5位と顕著な成果を上げている。

  部会の総合営業は
  管内28位と躍進中
 桐山局長は本年度、大阪府堺連絡会浜寺部会長に就任した。その前は浜寺大鳥部会長だった。浜寺大鳥部会と泉大津部会は局数が多く本年度から3部会に分け、浜寺部会が誕生、その部会長となった。
 年度当初から浜寺部会は、日本一の部会を目指し「心ひとつにてっぺん取ろう!」をスローガンに「部会全員力で明るい職場で楽しく営業」「トップセールスの充実」に力を入れ、部会長局が牽引的な役割を果たしてきた結果、1月7日現在、営業成績の総合で管内28位と躍進を遂げている。特に、保険が管内7位と顕著な成績を上げているのが目立つ。原動力となったのは①コミュニケーションに心掛けた(言いたいことが言える職場づくり)②朝礼(全員が目標ややりたいことなどを話す)と夕礼(成果を上げた社員を全員の拍手で褒める)の充実③局長が一生懸命で、社員がついてきていることを桐山部会長は挙げる。また、社員には目標は高く、自分に厳しく、メモをとる癖をつけるよう訴えたことも効果を上げたとしている。
 特に注目されるのは、保険商品をはじめ各商品の目標達成で満足せず、全員力により全局全完達成を図っていること。木寺克憲総務担当副部会長(高石)は「局数は減少したが風通しが良くなり、全局全完達成への意識が強くなった」と見ている。部会では四半期ごとに出発式を行うなど全員で営業意欲を高めている。第4四半期では、優勝旗担当の南繁行・高石東羽衣局長が本年度総合営業で支社の優勝旗を確実に獲得するための戦略を練っている。「コツコツやっていけば必ず日本一になる」との桐山部会長の予言が、早くも部会結成元年で実現しそうな勢いである。
■総務担当―木寺克憲副部会長(高石)
▽部会結成元年であり、組織は小さくなったが風通しが良くなった。営業では全局全完への意識が非常に高い。
■優勝旗担当―南繁行・高石東羽衣局長
▽近畿支社は四半期ごと、グループ別でトップの部会に優勝旗を授与している。グループ内には10部会ほどあり、優勝旗を取るには戦略が重要と担当になった▽厳しさと楽しさのある部会づくりによってトップを目指す。

  「毎日コツコツ」「アンテナ高く」
  「年賀は通年」で成果
■郵便担当―喜多誠副部会長(高石富木)、澁川敦史リーダー(堺浜寺昭和局主任)、上野賢司サブリーダー・業務(高石千代田局主任)
〈喜多副部会長〉
▽本年度は「毎日コツコツ」「アンテナ高く」「年賀は通年」の方針を掲げ順調に推進した▽年賀はがき販売は12月24日に部会目標を達成、28日には全局全完を達成。年賀は通年掛けてやるという意識の徹底が効を奏した。年賀状印刷は年賀販売の近道と取り組んだのが効果的だった▽かもめ~るは8月1日に全局全完を達成▽一体営業では前年度に比べ目標が大幅に増加したことに伴い、連絡会では5月に法人営業PTを立ち上げた。この成果が大きく12月30日現在、部会一体営業対前年度比で郵便収入は152.53%、ゆうパックも168.80%を上げ好調に推進している。新規獲得件数が多いのは「アンテナ高く」各局が意識的に通り組んだのが要因▽物販では「毎日コツコツ」と「1日のストップ!ゼロ」の呼びかけが成功した▽第2のカボスを育てようと4月から「ももうめドリンク」に力を入れ、連絡会主催のももうめ争奪戦では浜寺部会が断トツだった。
〈澁川リーダー〉
▽本年度上期では「ももうめドリンク」の販売が成果を上げた。試飲を増やしたのが要因。第2のカボスを育てようと取り組み成功した▽年賀はがきを買ってくれた人に、この先どうされるのかを聞いて年賀状印刷の成果につなげた。

  システムの活用が
  成績向上の鍵
■貯金担当―弓倉史生副部会長(諏訪ノ森)、福岡将志リーダー(高石加茂局主任)、笹倉義唯サブリーダー・業務(高石局主任)
〈弓倉副部会長〉
▽本年度は「活動量のアップで貯金の流出を抑制し、ストック(総貯金純増額)拡大!」をスローガンにした▽活動量のボリュームアップで定定新規・年金・総貯金純増額のアップを図った▽4D等、日々のデータ活用を徹底し定着化を図った(架電・局周活動のルーチン化)▽ATM利用者等の窓口来局誘致によって、お客さまのメインバンクになれるよう勧奨する▽1月7日現在、総貯金純増額(担当顧客)は100.16%、同(窓口のお客さま)は99.45%と順調に推進している。全体的には遅れ気味で、要因はシステムの活用がうまくできていない点を挙げ、テンプレートに応じた取組を呼びかけている▽1日の推進管理では11時と16時に報告を求め、11時の報告をフィードバックして各局の意欲を向上させたのが大きい。
〈福岡リーダー〉
▽朝礼で高額入金の利用者を把握し、当日にアプローチするよう呼びかけている▽システムに毎日触れて、会話ができる接電を5件以上訴えている▽実績を上げるには普段からの利用者との会話が大事。

  早期の目標達成から
  全局全完達成へ
■保険担当―池野紀子副部会長(高石綾園)、井上侑香リーダー(堺浜寺船尾局主任)、山本椋子サブリーダー・業務(堺浜寺石津局)
〈池野副部会長〉
▽本年度保険は1月7日現在、119.85%に達し管内7位と躍進している。目標達成は11月27日と順調に推進した。全局全完の達成を目指している▽成果を上げた要因はライフプラン相談会や四半期ごとに行っている「低販売実績社員研修」の成果、ガイドライン未満局に対する挽回策等である。研修では、期間内の販売実績額により免除を設けているのが意欲向上につながったとしている▽第4四半期では、がん保険販売のインセンティブを設けるなどして力を入れる▽ドリームかんぽキャンペーンでは、積極的に声をかけ全局全完達成をしようと呼びかけている。
〈井上リーダー〉
▽毎日、日報のフィードバックにより個人・局あてのメールを発信している▽部会長による社員研修も、がん保険等のロープレ研修が効果を上げた▽10年養老新フリープランの加入年齢の引き上げやがん保険販売などのお知らせ活動が効果を上げた▽第4四半期では、振込先口座の指定登録の声かけ活動を展開する▽がん保険販売と設計書及び提案書作成の20枚以上を呼びかけている▽第4四半期では活動量をアップし、リーダー“努魂情”で頑張りたい。

  礼状は必ず
  当日のうちに出す
〈惣﨑由紀子さん(堺浜寺石津局)による販売話法の秘訣〉
▽平成23年度が137万円、24年度は226万円、25年度が338万円、26年度は389万円と着実に実績を伸ばし、本年度は400万円を目指している▽当事者だけでなく、家族を含めて将来役立つことを考え、役に立つ時に満期が来るよう勧めている▽加入者であれば、何か請求漏れはないか、何の目的で加入しているのかを聞いている▽カウンターにある保険のチラシに視線がいったら「何か、気になることがありますか」とお金をどういう形で貯めたいのか聞く。確実に貯めるためには毎月、半分を貯金し、半分を10年、15年後に大きくするよう保険を勧める▽接遇ではへりくだらず自信を持って話す▽会話ができたら、その日のうちに成約につながらなくても必ず礼状を出す。あいさつ状は、暑中見舞いと年賀状を活用し約300~400枚出している▽加入された奥さまが急に亡くなり遺品を整理していたら、私の手紙が出てきたのでと電話がかかってきた。加入していることもご存知なかったようで、奥さまから聞いた加入動機などを伝えるととても感謝された体験談を披露。


>戻る

ページTOPへ