「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

2021年10月4日第7112号

【主な記事】

「ゴールドポスト」第1号
ソフトの山田恵里選手
神奈川県藤沢市の御所見郵便局に


 神奈川県藤沢市の御所見郵便局(安田大吾局長)の局前に、女子ソフトボールで金メダルを獲得した山田恵里選手の功績を称えた記念の「ゴールドポスト」が9月24日に登場した。同郵便局は南関東支社(一木美穂支社長)の神奈川中部地区連絡会(小島康行統括局長/茅ヶ崎矢畑)。
 日本郵便は内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局と協力、金メダルに輝いた選手のゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替え、栄光を讃えるとともに輩出した地域を盛り上げる「ゴールドポストプロジェクト」を実施している。今回はその第1号となる。
 山田選手は1984年、神奈川県厚木市で誕生、小学校に入学した頃から軟式野球を始めた。藤沢市の御所見中学に入学すると男子野球部に所属、中学3年生の時には“不動の1番バッター”だったという。
 厚木商業高校に入学し、女子は甲子園に出場できないと知ってソフトボールに転向した。高校卒業後日立製作所に入社、日本リーグで本塁打王のほか数々のタイトルを獲得した。2004年のアテネ五輪で日本代表に選ばれ、銀メダルを獲得、2008年の北京五輪では日本チームの主将を務めた。
 今回の東京五輪では、注目のカナダ戦で、“女イチロー”と称される山田選手は、延長8回1死満塁でセンター前ヒットを放ち、日本の決勝戦進出を決めて金メダル獲得に大きく貢献した。
 9月24日に行われた「ゴールポスト」のお披露目は、山田選手が出身の御所見中学校屋内運動場で行われた藤沢市主催の市民栄誉賞特別賞の贈呈式に午前中に出席しており、終了後に御所見郵便局を訪れて行われ、小島統括局長、世羅元啓局長(藤沢北)、安田局長、木村康直局長(藤沢市地公体担当/藤沢南仲通)が出席、また、藤沢市の鈴木恒夫市長、佐賀和樹藤沢市議会議長が参加した。
 お披露目の説明役の木村局長からゴールドポストの趣旨を説明、山田選手を紹介した。山田選手は「皆さまの応援ありがとうございました。何とか金メダルが取れました。声援に感謝します。これからも女子ソフトをよろしくお願いします」とあいさつ、大きな花束が贈呈された。
 木村局長の声かけでポストにかけられていた赤い幕が取り外されて、ゴールドポストが登場。山田選手が書いた母親への手紙が、最初のポストへの郵便として投函された。来局した人や近所の人から「おめでとう」「感動をありがとう」と声をかけられ、山田選手は笑顔で応じていた。
 小島統括局長は「ゴールドポストの設置は大変嬉しい。まして今回が第1号ということで喜びも倍増している。これからは郵便局も地域の盛り上げに、さらに協力体制を強化していく」と話していた。


>戻る

ページTOPへ