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2021年9月20日第7110・7111合併号

【主な記事】

「世界寺子屋運動」に賛同
[愛知県8連絡会]書き損じはがき贈呈


 愛知県内の郵便局窓口に回収箱を設置し、善意の寄付によって集められた書き損じはがき約8万5千枚が8月20日、愛知県全8地区連絡会を代表し、名古屋市内3地区連絡会の統括局長から名古屋国際センターへ贈呈された。
 同日、名古屋国際センターで開催された贈呈式には、名古屋国際センターから古川直樹理事長、加藤理絵交流協力課長、加藤亜希交流協力課主事、日本郵便からは名古屋市北部地区連絡会の林真二統括局長(名古屋落合)、名古屋市中部地区連絡会の野間能人統括局長(名古屋岩塚)、名古屋市南部地区連絡会の加藤満宏統括局長(名古屋有松)が出席した。
 書き損じはがきの回収は、世界の読み書きや計算ができない人々への識字教育支援として、“学びの場”(寺子屋)を提供することに役立てられる。相互理解と国際協力を進めていくことを目的として、国際識字年(1990年)をきっかけに、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟によって始められた「世界寺子屋運動」の一環として実施されている。
 郵便局窓口に「書き損じはがき11枚で1人が1か月学べます!」(カンボジアの場合)と書かれた回収箱には、これまでに地域の人たちなどから多くのはがきが寄せられている。
 1990年に「世界寺子屋運動」に賛同した名古屋市南部地区連絡会で始まり、2018年には愛知県内全8地区連絡会に支援が拡大した。愛知県内の郵便局窓口による累計寄贈枚数は、現在約115万枚となっている。


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