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2021年5月31日 第7094号

【主な記事】

観光振興へ包括連携協定
第1弾は「牛窓デート♡恋ポスト」
瀬戸内市観光協会と市内郵便局

 岡山県の一般社団法人瀬戸内市観光協会と瀬戸内市内10郵便局は5月7日、観光振興に向けた包括連携協定を締結した。協定は観光協会が持つ情報と日本郵便のネットワークを活かし、瀬戸内市が進める「こどもの笑顔あふれる観光の町」を実現、地域経済の活性化に結びつけることを目的としている。

 瀬戸内市牛窓町の瀬戸内きらり館で同日に行われた協定締結式では、瀬戸内市観光協会から秋山秀行代表理事、永田昭二業務執行理事、日本郵便からは岡山県備前東部地区連絡会の井上哲宏統括局長(長船土師)と久山敏行局長(長船美和)が出席し協定書に署名した。
 今回の協定は、同協会が持つ観光資源情報と日本郵便が有するネットワークを活かして、「こどもの笑顔あふれる観光の町」が実現するよう前進させるとともに、地域経済の活性化に結びつけることが目的。
 秋山代表理事は「今後、楽しくびっくりするような、子どもたちが笑顔になるような提携事業を広げていきたい。ぜひ注目していただきたい」と述べた。
 井上統括局長は「折しも、郵便創業150年という記念の年に、観光協会と連携協定を結ぶのはたいへん喜ばしい。お互いに協力し、地方創生や地域活性化に取り組んでまいりたい」と応じた。
 また、連携事業第1弾として「牛窓デート♡恋ポスト」作戦を実施する。牛窓を「恋人の聖地」とPRしている同協会が企画したもので、瀬戸内きらり館で専用レターセット(税込み200円)を購入し、同館前に設置された昭和24年製のレトロな丸型郵便ポストに投函すると、牛窓郵便局の風景印が押印されて配達される。
 「コロナ禍で会いたい人に自由に会えない今だからこそ、肉筆で思いを届け、大切な人とつながってほしい」と企画された。
 5月9日に開催されたポストのお披露目会で、あいさつに立った井上統括局長は「鳥取からはるばるやってきたポストです。この古いポストがイベントに活用されるのは本当にありがたい。末永く使っていただき、地域の発展に寄与していければうれしい」と謝意を述べた。
 続いて行われた記念投函では、母の日ということもあり、地元の小中学生らが母親への感謝の手紙を投函した。
 この昔懐かしい丸型の“恋ポスト”については、今後、地域の子どもたちによってイラストなどが描かれるペイントイベントも企画されている。



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