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2021年3月15日 第7083号

【主な記事】

「故郷(さと)のものがたり」展開
お土産をセットで販売

 3社連携(S-PERデスク)では、地域に新たな商流を生み出すことを通じ、地域の発展と持続可能な社会の実現を目指している地域商社「ユナイテッドシルク」と連携し、四国4県のお土産を1品ずつ組み合わせた商品のセット「四国家 故郷(さと)のものがたり」の販売に取り組んできた。
 「四国家 故郷(さと)のものがたり」は、四国への関心を引き上げること、観光の魅力アップ、PRできる魅力ある商品を製造する事業者の応援を目的とした事業。四国を盛り上げるために行っている3社連携事業を手伝うために生まれたマスコットキャラクター「しこくたぬきのぽんちゃん」が「四国遍路で見つけた良いものをおすそ分けする」というコンセプトのもと、四国4県からストーリーに合ったお土産を1品ずつセレクトして、事業者の垣根を越えて1つのセットとして販売。
 商品のアンケートはがきに答えると、しこくたぬきのぽんちゃんから返事が届く。4県の商品を共通のテーマやストーリーでPRすることで、四国への関心の引上げや、四国観光の魅力アップを目指していくもの。
 第1弾は「再スタート」、第2段は「リフレッシュ」、第3弾は「伝えたいこと」をテーマに販売。第4弾では「ご飯のお供」をテーマに、「すっきりなら漬け」(徳島県/辰巳食品)、「机上の食論 オリーブ牛肉味噌」(香川県/鶴屋)、「混ぜごはんの素 ちりめん梅高菜」(愛媛県/玉井民友商店)、「梅しそ生姜漬」(高知県/前川博之商店)を昨年12月26日に発売。
 故郷を思い出させてくれるご飯のお供4商品を、四国の風景を描いたオリジナル巾着袋に詰め合わせて、四国を訪れた人や、観光に携わる事業者を元気にするメッセージとして届けるもの。販売開始に合わせて高松空港で行われた参画する4事業者の商品販売会では、「地域の隠れた名産を発見できて嬉しい」との声が聞かれるなど、訪れた人から好評だった。
 事業としての成立可能性を確認できたことを踏まえつつ、事業化に向けては多くの消費者が満足する商品構成の検討や企画の認知度向上が必要となる。
 四国の資源を活かし、課題解決に取り組み、発展に貢献することで四国創生を実行するという経営理念を掲げる「Shikokuブランド㈱」をメンバーに加え、実務推進体制を整備。併せて、ユナイテッドシルクの販促による訴求力強化に取り組んでいく。


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