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2021年3月1日 第7081号

【主な記事】

地域へ感謝の気持ちを
オレンジポストのピンバッジ
静岡県局長会が統一施策


 静岡県内の郵便局長は2月1日、県下統一施策「しずおかオレンジポスト~心ひとつに~」を開始した。統一施策は、ポストをモチーフにしたオレンジ色のピンバッジを県内の局長が着用する。
 ビタミンカラーのオレンジ色には、人をポジティブにする、温かさ・友情・親切といった意味が込められており、コロナ禍で疲弊している地域や医療従事者の人たちに元気を届けるために、ピンバッジ着用によって思いやりや感謝の気持ちを表現する試みだ。
 同施策は、静岡県内の中堅若手の郵便局長が集まった会議の際に、参加者から「今、コロナ禍で疲弊している地域や医療従事者の方々へ、われわれ郵便局が何かできないか」との意見が多く出されたことがきっかけとなった。
 その結果、「しずおかオレンジポスト~心ひとつに~」の施策名で今回の統一施策が誕生した。初めての試みだったうえ、多くの助言や支援を受けて、同施策を静岡県内全郵便局に広げ、県統一でできたことは今後の活動に向けた大きな一歩になったという。
 日本郵政グループが持続可能な社会の実現に向けて目指している「誰もが安心して健やかに暮らせる、安全で豊かな社会、そして、それを未来へと引き継いでいく持続可能な社会をつくる」という視点からも、SDGsの各目標と連動をして活動を推進していく考えだ。
 また、静岡県内全郵便局の窓口には、統一の文言「心ひとつに頑張ろう!しずおか」のメッセージを掲出し、郵便局の一体感と地域を元気にするエールを発信している。
 今後は、ポスターを作成し、この活動をさらに盛り上げていくとともに、静岡県内の郵便局長へ寄付を募り、地域で疲弊している方や医療従事者の方々へ届ける予定。
 関係者は「今後も、静岡県から地域を、そして全国を元気にできる取組みを発信していきたい」と抱負を語っている。
 今回のしずおかオレンジポスト活動の発起人となった、西遠地区郵便局長会の村上栄治局長(伊平)、東遠地区郵便局長会の鈴木康仁局長(磐田二之宮)、西駿河地区郵便局長会の増田幸寿局長(焼津石津浜)、静岡市地区郵便局長会の中村信局長(静岡秋山)、東駿河地区郵便局長会の泉貴久局長(沼津椎路)、伊豆地区郵便局長会の鈴木亮局長(宇佐美)の、静岡県中堅若手局長代表者の6人。


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