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2020年9月21日 第7058・7059合併号

【主な記事】

変革に全身全霊で取り組む
グループ4社長がメッセージ

 日本郵政グループは、昨年度から郵便局などで営業を自粛していたかんぽ商品、投資信託、提携金融商品を10月5日から再開するが、9月14日に日本郵政の増田寬也社長、日本郵便の衣川和秀社長、ゆうちょ銀行の池田憲人社長、かんぽ生命の千田哲也社長の連名で「日本郵政グループの皆さまへ」とメッセージを発信した。
 「業務開始はJP改革実行委員会の包括的な検証により、必要条件は満たしていると判断された」とした。また「業務開始は営業自粛以前の活動に戻ることではなく、真にお客さま本位の企業グループに変わっていくことを約束し、一人ひとりが実践していくことで、信頼を回復していくための活動」と強調している。
 そして「全社員で信頼回復に向けた活動に取り組んでいこう。グループ4社長が力を合わせ、信頼され、社員が誇りを持てる郵政グループへの変革に全身全霊で取り組んでいく」と呼びかけている。
 また、9月14日夕方以降、4社長の動画メッセージが社員との交流サイトで配信されている。


日本郵政グループの皆さまへ
 
 これまで営業を自粛しておりました、かんぽ、投資信託、提携金融商品について、10月5日から業務を開始することとしました。
 今回の業務開始に当たっては、外部有識者からなるJP改革実行委員会に包括的な検証を行っていただき、必要条件は満たしているとの判断をいただきました。
 その上で、社員の皆さんに信頼回復に向けた業務運営の趣旨・内容を理解するための研修を受講してもらい、今回の決定に至ったものです。
 昨年夏から1年以上の長期にわたって、お客さまに商品をご案内できない状況になってしまい、多くの方にご迷惑・ご心配をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。
 今回の業務開始は、営業自粛以前の活動に戻ることではありません。私たちが、真にお客さま本位の企業グループに変わっていくということをお客さまに約束し、その約束を一人ひとりの社員が実践していくことで、お客さまの信頼を回復していくための活動を行うということになります。
 日本郵政グループが、もう一度お客さまから信頼される存在になるためには、この信頼回復活動に愚直に取り組んでいくほかありません。
 私たちは、必ず日本郵政グループがお客さまから信頼され、そして、必要とされる企業グループに戻れると信じています。全社員で、お客さまの信頼回復に向けた活動に取り組んでまいりましょう。
 お客さまの信頼回復に向けた活動は本社・支社を含めた日本郵便の全役員・社員が一丸となって取り組むものと考えています。再びお客さまから愛され、地域から信頼される企業に生まれ変わるため、お客さま本位の活動に全力で取り組んでいきましょう。(衣川社長)
 今後も引き続きゆうちょ銀行はなくてはならない銀行という世界を作り上げていくため、チーププレーで頑張っていきましょう。(池田社長)
 信頼回復はこれからが正念場と考えています。お客さまのために何をすべきか、社員一人ひとりが自ら考え行動し、着実に前を向いて進んでいきましょう。(千田社長)
 これからの活動は、新しい郵政グループを創っていく活動です。グループ4社長が力を合わせ、お客さまから信頼され、社員が誇りを持てる郵政グループへの変革に、全身全霊で取り組んでいきますので、社員の皆さんも信頼回復活動に全力で取り組んでください。


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