「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

2020年 4月27日 第7037号

【主な記事】

ロビーをバス待合所に
仁木郵便局(北海道)

 北海道余市郡仁木町(佐藤聖一郎町長)の仁木郵便局(上山大輔局長)は4月1日、お客さまロビーをバス待合所として開放した。佐藤町長が3月30日に同待合所を視察し関係者に謝意を表した。
 北海道中央バスのバス停「仁木郵便局前」は、小屋などの待合所がなく、地域住民は雨や雪の中でも傘をさしてバスを待っていた。
 上山局長は、仁木町との包括連携協定定例会議の中で、「郵便局はバス停の真ん前にあり、また窓口ロビーが比較的広い。バス待ちのお客さまが窓口ロビーを利用することによって、雨風や季節の寒暖をしのげ、地域の方々に喜んでもらえるのではないか」と訴えた。
 北海道中央バスにも提言したところ、たいへん歓迎されたことから実現につながった。
 上山局長は「現在は平日の窓口営業時間内のみ(ホリデーサービス局ではないため午前9時から午後5時)、待合所に開放しているが、将来的にはATMコーナー横の空きスペースもあるので、管理会社との調整が進めば、平日以外の展開もできればと考えている」と話している。
 仁木町も他の自治体と同様、人口流出が激しい地域なこともあり、「暮らしやすさの向上」の面で地方創生にもつながる取組みとして、4月1日付の北海道新聞の後志欄でも紹介された。



>戻る

ページTOPへ