「通信文化新報」特集記事詳細

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2020年 3月16日 第7031・7032合併号

【主な記事】

「郵便局長おススメツアー」
熊本県内の各局
スマホアプリで観光情報発信サービス

 熊本県内の郵便局は、地元を良く知る郵便局が発信する情報を観光客の誘致に役立てようと、「スポットツアー株式会社」(東京都千代田区、鳥居暁社長)運営の観光ツアーアプリ「Spot Tour」に情報を提供する。観光スポットを巡るツアーが掲載され、だれでも無料で利用できる。

 観光情報発信サービスとして、Spot Tourへの情報提供は、「地域活性化に貢献したい」と熊本県内の郵便局が提案したもので、提供期間は2月26日から9月30日まで。
 ツアーの内容は「郵便局長おススメツアー!」として2コースを用意。「ちょっと脇道・気になるお店を探そう」と「『水前寺』ぐるりとさるく」(「さるく」とは九州地方の方言で「歩いて回る」という意味)。
 地元を良く知る郵便局長が地元ならではのディープな情報も盛りだくさんだ。
 「ちょっと脇道・気になるお店を探そう」のコースは、熊本市民の台所でもある「子飼商店街」周辺を歩いて2時間程で巡るツアー。
 名物「辛子レンコン」「いきなり団子」といったソウルフード、人気の手作り焼き菓子の店、変わったところでは世界初の昆虫食自動販売機がある店なども紹介されている。熊本西子飼郵便局もコースに入っている。
 「『水前寺』ぐるりとさるく」は、水前寺公園周辺の歴史や自然を楽しめる散策コース。夏目漱石の3番目の邸宅、市民の憩いの場「江津湖」の遊歩道が組み込まれている。
 散策の途中には熊本県庁内郵便局、熊本水前寺公園郵便局もある。熊本県庁内郵便局では、「『くまモン』のロゴ付きのオリジナル風景日付印」が用意されている。
 訪問した観光スポットは写真や日時が保存され、フォトブックにすることもできる(紙媒体で有料/ゆうメールで送付)。
 このアプリは日本語のほか、英語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語、ロシア語、スペイン語の12言語にも対応している。
 Spot Tourは、東京メトロが実施するオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2018」の最終選考で採択された。
 昨年10月には「駅から始まるさんぽ道」で新宿御苑駅・秋葉原駅・明治神宮前〈原宿〉駅を基点にした、3つのツアーが実証実験として実施された。


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