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2019年 10月28日 第7011号

【主な記事】

和歌山県海南市とも締結
連携し安心な街を


 和歌山県紀北地区連絡会(宗信宏統括局長/海南北野上)の海南市内14郵便局と野上郵便局、貴志川郵便局は、このたび、海南市(神出政巳市長)との間でそれぞれが有する人的・物的資源を有効に活用することで、地域の活性化や市民生活の向上等を目指し、「元気 ふれあい 安心のまち 海南」の実現に取り組むことを目的として、包括連携協定を締結した。
 10月15日に海南市役所で締結式が行われ、宗統括局長をはじめ近畿支社経営管理本部経営管理部の山本裕康地方創生推進室長、山﨑穣局長(亀川)、大野仁嗣局長(海南)、高橋孝夫局長(野上)、西嶋正浩局長(貴志川)及び海南市内の局長らが出席した。
 海南市からは神出市長、伊藤明雄副市長、岡島正幸総務部長、瀬野耕平くらし部長、川村英生まちづくり部長、橋本伸木教育次長が出席した。
 神出市長は「台風19号の影響で大変な中、郵便局との包括連携協定を締結いただくこと、心よりお礼申し上げる。今まで災害時における相互協力など個別の協定を締結し連携を図ってきたが、今回、宗局長より郵便局の持つ人的・物的資源を有効に活用しもっと多くの分野で本市と協働することで地域に貢献したい旨の申し出を受けた。郵便局との協働で暮らしやすい街づくりを強力に推進出来るものと大いに期待している」と強調した。
 また「今回は幅広い分野での連携を目指しているところだが、より具体的な項目として①安全・安心な暮らしの実現に関すること。②地域経済活性化に関すること。③未来を担う子どもの育成に関すること。④女性の活躍推進に関することなどを連携協力する分野として今後具体的な取組みを検討する予定としている」とあいさつした。
 宗統括局長は「今までも高齢者の見守りに関する連携などいくつかの協定を結んでいたが、今回はそれらも含め色々な分野で広く協力、連携強化を図りたい。さらにこの16局のみならず、全国2万4000局のネットワークを活用して海南市をアピールし、市民生活の向上に寄与できればとの思いで包括連携協定を結ばせていただく」と述べた。
 さらに「協定の趣旨は、この度の台風19号のような災害時の相互連携はもちろんのこと、平時においても高齢者・子どもの異変や道路損傷、危険場所、不法投棄の情報提供を海南市、関係機関に通報する。地方創生に関して海南市のプロモーション活動のため郵便局の窓口、掲示板の活用を行いPRする。地域の子どもの育成に関しては、職場見学、手紙・絵手紙教室など市内小中学校との連携開催。さらには女性活躍にも連携していく」との考えを示した。
 そして「今後は地域の活性化や市民生活の向上に繋がる施策を検討する会議を海南市内郵便局の局長および社員と海南市の職員との間で開催し、将来にわたる内容での協議をしていきたいと思っている。また、郵便局は局長、社員一丸となって『元気 ふれあい 安心のまち 海南』の実現に向け、市役所、地域の皆さんと共に取り組むことを約束する」と述べた。
 その後、宗局長と神出市長が協定書に署名し締結式が終了した。


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