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2019年 9月16日 第7005号

【主な記事】

志願動機を忘れずに
[近畿地方会]新会員研修を開催


 近畿地方郵便局長会(吉城和秀会長/城東蒲生)の令和元年度新会員研修が8月24日、大阪市のTKPガーデンシティ大阪リバーサイドホテルで開催された。吉城会長、庭崎信之副会長(三木福井)、田井中成夫副会長(赤野井)、土田茂樹副会長(浜大津)、基本問題専門委員会の辻井久仁委員長(藤井寺小山)、西村雅也副委員長(加古川船頭)、片山裕也専務理事らをはじめ161人が出席した(研修対象者はこのうち139人)。

 基本問題専門委員会の田中貞義委員(高槻芝生)が司会を務め、開会を宣言した。全特会歌の斉唱後、吉城会長が「取組みのための時間は自ら作り出すもの。与えられるものではないことに留意されたい。自身の志願動機を時折振り返り『こういう思いがあった。しっかり地域のためにがんばろう』と思い起こしてもらいたい」とあいさつした。
 基調講話を行った基本問題専門委員会の辻井委員長は「それぞれの局長が地域でどれだけのことをし、地域の皆さんにどれだけ役に立っているのか。地域でどのような活動ができるかを大事にしていただきたい」と語った。
 先輩講話を担当した片山亮局長(堺南旅籠町)は「1年目の活動が非常に重要」と新会員に語り掛けた。
 質疑応答で出た「地域の皆さまから、『こういうことをやってくれたらよいのに』といった声を聞くが、どう対処したらいいか」との問いに、吉城会長は「『こんなことをしても無駄だ。どうせ聞いてもらえないだろう』という考えが閉塞感を生み、結局アイデアが出ない状況になってしまう。局長会にどんどん上げてもらいたい」と回答した。
 片山専務理事が「局長としての心構え」をテーマに講演。「根っこにあるのは、会員の皆さん一人ひとりの声や意見をどのように局長会を通じて実現していくかだ」とした上で、「新人の局長の皆さんは、様々な環境の中でいろいろな思いを抱いている。局長会としては、そうした声をしっかりと吸い上げられる組織づくりに事務局でも注力したい」と述べた。
 12のチームに分かれて「1年目の選挙活動・後援会活動を経験して」を議題に、グループ討議が行われた。
 討議結果発表では、グループ3の西口晋平局長(高槻川西)、グループ6の西澤由貴局長(香久山)、グループ4の堀内隆志局長(安倍)、グループ11の福田基伸局長(西宮枝川)、グループ5の平田ゆかり局長(三輪)、グループ12の木村真人局長(京都常盤)、グループ2の赤星和代局長(宮津西)、グループ10の北牧知康局長(枚方甲斐田)の計8グループが発表を行った。
 続いて西村副委員長がグループ討議の講評を行うとともに、礎についての特別講話を行った。
 閉講のあいさつに立った土田副会長が「就任以来、いろいろなことで苦労があったことと思うが、日ごろの仕事と政治活動が、いかに密接に繋がっているかは明らかだ。我々の仕事自体が今後、苦難を迎えるのではないかと心配されているだろう。その中で、地域の課題、局周辺の課題は何かということを今一度、見つめ直し、しっかり地域と関わっていただきたい。地域活性化、地方創生という大きな枠組みの中で、我々の仕事があるということを覚えておいてもらいたい」と述べ、研修を終了した。


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