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第6991号

【主な記事】

KITTEで観光物産展
和歌山県・日本郵便が主催


 和歌山県(仁坂吉伸知事)の観光物産展「わかやま観光物産展~和み、和歌山からのお届けもの~」が6月1、2日に、東京都千代田区のKITTE1階アトリウム(物産会場)と地下1階東京シティアイパフォーマンスゾーン(観光会場)で開催された。日本郵便はこれまでにもKITTEで観光物産展を開催しているが、2フロアを使用しての開催は初となる。週末ということもあり多くの人が訪れて賑わい、和歌山の魅力満載の、活気にあふれたイベントとなった。

 和歌山県は世界遺産の高野山や熊野三山などの観光スポットが多くあり、みかんや梅、柿など収穫量全国1位の果実も多種ある果実王国。観光物産展は特産品に触れて興味を持ってもらい、多くの人に来てほしいとの思いから和歌山県と日本郵便が主催した。
 初日のオープニングセレモニーには、和歌山県海南市が地元の石田真敏総務大臣、柘植芳文参院議員、徳茂雅之参院議員、和歌山県の下宏副知事、日本郵便の横山邦男社長、かんぽ生命の植平光彦社長、荒若仁近畿支社長、山本利郎代表主幹地区統括局長(金沢扇町)、吉城和秀近畿支社主幹地区統括局長(城東蒲生)が出席した。
 下副知事は「和歌山県は生産量日本一のみかん、柿、梅をはじめ、いろいろな果物がある。世界遺産の高野山をはじめ熊野古道、南紀熊野ジオパーク、日本遺産、農業遺産など名所もたくさんある。平成の大合併で今は30市町村となったが、合併前の旧市町村のすべてに温泉があり、温泉王国でもある」とPRし、「美味しいものもいっぱいあるので、ぜひお越しを」と呼びかけた。
 横山社長は「和歌山県とはたいへん親しい間柄。2002年以降、地域活性化策を含めていろいろな協定を結んで実行してきた。さらに進化させていくため、魅力満載の和歌山を東京から全国に発信していきたいとの思いから開催に至った。日本郵便は地域と共に生き、地域に寄り添うことを社是としている。その社会的使命を全うし続けていく」と語った。
 石田総務大臣は「日本では今、大きな動きが2つ出ている。1つは地方に行きたいという若い人が増えている。総務省としても、そうした人たちの地方移住を促進するための施策を行っている。もう1つは人工知能(AI)や5Gなど革新的な技術により、どこに住んでいても世界とつながり、最高のサービスを受けられる時代が間近になっている。東京一極集中の是正や地方の疲弊解消にもつながっていくもので、総務省はそうした取組みを懸命に進めている」と語った。
 そして、和歌山県は日本一の山椒の産地でもあり、山椒はウナギだけでなく肉にも合うこと、山椒と唐辛子を合わせた二味はピザに合うことも紹介。「和歌山のみならず地方の魅力を知ってもらう良い機会。これからもKITTEで様々な地域の催し物が開催され、楽しんでもらえたら」と期待を込めた。
 同じく、和歌山県御坊市出身の二階俊博自民党幹事長の「和歌山県はたくさんの風光明媚な観光スポット、とても美味しい農産物や特産品もある。魅力を大いに堪能し、ぜひ足を運んでほしい」とのビデオメッセージが紹介されたほか、世耕弘成経済産業大臣、鶴保庸介参院議員、門博文衆院議員、岸本周平衆院議員、吉井和視和歌山県連幹事長からも祝辞が寄せられた。
 来賓によるテープカットが行われ、物産展がスタート。和歌山県PRキャラクター「きいちゃん」と観光PRシンボルキャラクター「わかぱん」も来場。ぽすくまも登場し、記念撮影など大人気となった。
 22社が一堂に会した物産会場では梅やみかん、桃、ジュース、菓子、味噌、生姜、バスマット、ボディタオル、花と紅茶、スイーツなど豊かな自然に恵まれた和歌山の魅力が詰まった選りすぐりのバラエティー豊かな特産品の数々が並び、次々と買い求める人たちで大盛況。観光PRコーナーや移住相談窓口も設置された。
 わかやま観光クイズ、梅酒ソムリエ・金谷優氏による「梅酒の楽しみ方講座」、梅酒シロップ作りワークショップ、フォトセッションタイム、スタンプラリーなども行われ、和歌山がより身近に感じられる観光物産展となった。


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