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第6979/6980合併号

【主な記事】

寄附金付き五輪切手
長門社長から小池都知事へ


 寄附金付き特殊切手「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」が3月12日に発売された。発売を前に日本郵政グループから東京都に8日、贈呈された。12日は開催500日前に当たり、切手発売のほか、各地でPRイベントが催された。
 贈呈式には、日本郵政の長門正貢社長をはじめ、木下範子専門役(広報部長)、日本郵便切手葉書室主任デザイナーの玉木明さん、小池百合子東京都知事、オリンピック・パラリンピック準備局の延與桂次長が出席した。
 切手はマスコットキャラクターの「ミライトワ」や「ソメイティ」、エンブレム、新旧の国立競技場がデザインされている。1枚に付き10円が寄附金として、大会の準備や運営に役立てられる。
 長門社長は「切手は1000万枚の発行を予定しており、完売できます。1億円が五輪の資金に充当されるということで、我々も一生懸命売りたいと思っている」と述べ、小池知事に手渡した。
 小池知事は「手紙を出す人も受け取った人も五輪を意識していただけて、相乗効果があると思う。マスコットもかわいく楽しい切手。広く買い求めてもらいたい。また、みんなのメダルプロジェクトも全国の郵便局で回収していただき、良いムーブメントになった」とお礼の言葉を述べた。
 玉木さんは贈呈を前に切手のデザインについて「国立競技場は新旧のレガシーを並べた。歴史を感じてもらえたらと思う。エンブレムには凹凸のエンボス加工が施してあり、視覚障害者にも触って楽しんでいただけるように作った」と説明した。


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