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2019年7月29日付 第6998号

【主な記事】

柘植芳文参院議員が再選
60万189票を獲得
自民比例でトップ当選


 7月21日に投開票が行われた第25回参議院選挙で、全国郵便局長会(山本利郎会長)の組織内候補の柘植芳文顧問が60万189票を獲得して、自民党比例代表のトップで見事に2度目の当選を成し遂げた。「今後は国会の参議院の中でどういう形で影響力を行使できるかについても大きな命題だと思っている。覚悟を決めてしっかり取り組みたい」と決意を語った。

 21日の午後8時10分にNHKテレビで当選確実が報じられると、東京都港区の全特ビル8階に設けられた選挙事務所に詰めかけた郵政グループの関係者などから一斉に拍手が沸き起こった。
 柘植顧問、文子夫人が会場入りすると、さらに大きな歓声と拍手に包まれた。後援会の会長を務めた徳茂雅之参議院議員の発声で、会長代行の山本会長、青木進顧問、黒田敏博顧問、浦野修顧問ほかが壇上に上がり、参加者と一緒に万歳三唱で祝った。
 徳茂参議院議員が「柘植先生、当選おめでとうございます。2期目の重責を担われるが、郵政事業の抱える課題、引いては地域やわが国の抱える課題に取り組んでいく下地が本日できた。事業のため、皆さんのため、地域のため、そして国の将来のために精一杯頑張っていただきたい」と激励のあいさつをした。
 柘植顧問が必勝だるまに墨を入れると、ひときわ大きな拍手と歓声が上がり、会場にいた全員が「開眼」に喜びを表した。
 柘植顧問は「2期目に当たり、オール郵政の方々の熱い期待にいかに応えるか。そして民営化後12年経った郵政事業が、国民の皆さんにどう捉えられているのか。それを思うときにプレッシャーを感じる。しかし、こんなにも多くの皆さんが心を一つにして応援してくださった。感謝申し上げたい」と謝意を述べた。
 また「この長い選挙期間中にどれだけ心が折れそうになったことか。しかし、多くの同僚、全国の郵政の仲間を見たときに、いつも元気をいただき、心が元に戻り、本日まで戦い抜くことができた。郵政事業は今一番困難な時代だと思っている。事業の行く末には大変な危機感を抱いている。今回いただいた皆さんの厚情に対して何ができるかということを、国会の中で取り組んでいく。また、全特ともオール郵政の方々ともしっかり意識合わせをしながら、前に進めていきたい」と語った。
 さらに「郵政事業は明日に向かって、令和の新時代を築いて、日本をリードしなければならない。そうしなければ、日本の地域社会、地方創生の明日はないと思っている。基礎的なインフラである3事業を提供するだけの事業体ではもはやない。そのことをみんなで確認しながら、この勝利を機として前に進んでいきたい。しっかりと政治問題に取り組み、もっともっと強い郵政事業を作っていく。そのことが今回いただいた力に応えるものだと思っている」と力強く語りかけた。
 夫人会から花束が贈呈されると、柘植顧問は文子夫人、子息の雄一郎局長(名古屋森孝)と共に満面の笑みを浮かべた。最後に全員で記念撮影が行われた。
 「全国の郵便局長、社員の方々にメッセージを」との通信文化新報の問いに対して、柘植顧問は「民営化以降、国民の皆さんがどういう形で郵便局に期待をしているのか、将来に向けての期待はどうなのか。その評価が問われる選挙だった。こんなに早く当確を出していただき感謝している。まだまだ郵政事業に対する期待感は高いと考えている」と応じた。


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