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2019年7月15日付 第6996・6997合併号

【主な記事】

【1面】
北陸富山・東部エリア観光物産フェア
広域包括連携協定で開催
日本郵便と3市2町がKITTEで


 富山県の滑川市、魚津市、黒部市、入善町、朝日町の3市2町の商工会議所と商工会が主催する「北陸富山・東部エリア観光物産フェア」が7月3、4日、東京都千代田区丸の内のKITTEで開催された。日本郵便と3市2町が6月4日に締結した広域包括連携協定に基づき実施された。

 日本郵便が、複数の自治体と広域包括連携協定を結んだのは全国で初めて。
 観光振興に限らず、子どもや高齢者の見守りや災害時の支援といった安心・安全な暮らしの実現など多くの分野で協力していく。
 「北陸富山・東部エリア観光物産フェア」は、広域包括連携協定を結んでから初めての連携事業となる。富山県東部の知名度アップと観光客の増加につなげようと実施し、会期中は、水産加工会社や酒蔵など14団体が自慢の特産品を販売した。
 初日の3日にはオープニングセレモニーが開催され、滑川商工会議所の今家英明会頭、魚津商工会議所の大愛高義会頭、黒部商工会議所の川端康夫会頭、入善町商工会の藤井開会長、朝日町商工会の深松隆会長、滑川市の上田昌孝市長、魚津市の村椿晃市長、黒部市の大野久芳市長、入善町の梅津將敬副町長、朝日町の笹原靖直町長らが出席した。
 また、日本郵便から山根鉄郎北陸支社長、山本利郎代表主幹地区統括局長、富山県呉東地区連絡会の中川清範統括局長らが参加した。
 3市2町のイメージキャラクターの「キラリンとピッカ」(滑川市)、「ミラたん」(魚津市)、「ウォー太郎」(黒部市)、「ヒスイ太郎」(朝日町)、「ジャンボ~ル三世」(入善町)も駆けつけ、イベントを盛り上げた。
 魚津商工会議所の大愛会頭が各市町の魅力を伝え、「この事業は1年ほど前から3市2町の商工会議所、商工会、民間そして各自治体と協力をしながら、富山県東部の観光や物産を東京でアピールできないかということを話し合ってきた。6月から新たに日本郵便も加わった。富山県東部の経済界、自治体、日本郵便が連携して今日を迎えたのは本当にうれしい限りだ。ぜひ、多くの皆さんに富山県をより知ってもらい、観光に来ていただきたい」とあいさつした。
 続いて、参加者によるテープカットが行われ、観光物産フェアの開催を祝った。
 先着100人に入善町などで採取した水入りペットボトルが配られ、昆布でしめた刺し身やブリの切り身、ホタルイカの沖漬けなどの水産品をはじめ、酒、調味料、コメ、ます寿司、菓子などが一堂にそろい多彩な味覚をアピール、両日多くの人で賑わった。


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