「通信文化新報」特集記事詳細
第6990号
【主な記事】行政受託型訪問サービス
佐賀県上峰町と締結
九州で初 「みまもり」を提供
九州支社(出西信治支社長)は、佐賀県三養基郡上峰町(武広勇平町長)と町民の福祉の向上に資するため、老人保健福祉計画の一環として上峰町と「行政受託型みまもり訪問サービス」を5月17日に締結した。自治体との契約はこれまで全国で10件、九州では初めての契約となる。
65歳以上の200世帯が対象
上峰町の高齢者福祉事業の一つとして、日本郵便が提供する「みまもり訪問サービス」を実施し、超高齢社会の課題解決に向けた地域・社会貢献施策の一助となるよう取り組み、円滑に遂行するため契約書を締結するもの。
今回の契約は、町内に住む高齢者を対象に「郵便局のみまもり訪問サービス」を活用して、高齢者福祉の充実に取り組んでいくのが目的。町内の対象者は、65歳以上の高齢者だけで暮らす約200世帯。
町が契約者となるため、対象者は無料で利用できる。対象者から希望を募り、今年度は20件の利用を見込んでいる。
上峰町役場で5月17日に開催された契約締結式には、武広町長、健康福祉課の江島朋子課長、健康福祉課の福島一洋副課長、日本郵便からは、出西執行役員九州支社長、田中雄二佐賀県本部長、佐賀県南部地区連絡会の岩永辰吉統括局長(山口)、原晋介局長(上峰)が出席した。
司会者から、日本郵便と上峰町の出席者が紹介された後、概要の説明があった。続いて武広町長、出西支社長による契約書の締結が行われた。
出席者による記念撮影後に、出西支社長は「このサービスが上峰町民の皆さまのお役に立てるよう、また、高齢者と家族・町をつなぐことができるように頑張りたい」とあいさつした。
武広町長は「住民からの信頼が厚い郵便局と契約を結べてありがたい」と謝意を述べた。
上峰町役場での締結式に続き、近くにある上峰郵便局に移動して記念撮影が行われた。
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