「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6985・6986合併号

【主な記事】

フレーム切手を発行
新元号「令和」を記念
特別お年玉切手シートも


 日本郵便は、新元号「令和」に関するフレーム切手「祝 改元記念」「武田双雲×令和フレーム切手セット」の2種類を販売する。
 「祝 改元記念」は4月26日、全国約60の郵便局で1セット(82円切手〈シールタイプ〉×2枚)390円で発売した。
 「武田双雲×令和フレーム切手セット」は全国約1000の郵便局で5月1日から順次販売する。1セット(フレーム切手〈シールタイプの82円切手5枚〉×A4サイズのクリアファイル1枚)1400円。
 いずれのフレーム切手も、受注してからの製作・発送となり、6月10日以降に順次発送する。
 4月18日には、東京都北区の独立行政法人国立印刷局の王子工場で、報道陣に新元号の「令和」が入った切手の印刷の様子が公開された。
 公開されたのは、2019(平成31)年用年賀葉書等のお年玉くじの当選賞品となる「特別お年玉切手シート」(500円切手2枚)。
 印刷されたばかりの裁断前の切手シートを係員が入念にチェックする姿などが見られた。郵政記念日に当たる4月20日に行われたお年玉くじ抽選の当選賞品(ダブルチャンス賞の賞品)として用意されたシリアルナンバー入りのもの。
 新元号の令和に改まる特別な年にふさわしく、日本を代表する名山「富士山」をデザインした切手シート。シートの左側は「朝陽霊峰」左隻(横山大観画)で、右側は「田子之浦」(五姓田義松画)。余白は「朝陽霊峰」。
 日本画の大家、横山大観による「朝陽霊峰」左隻(屏風の左側)は、明治宮殿の調度品として御下命され、1927(昭和2)年に完成し納められた屏風。大観が繰り返し描いた富士と朝陽の組み合わせの作例のうち、最初期の大作とされている。左隻の富士山を切手デザインとしたほか、六曲一双の屏風全体をシート余白上部のデザインに採り入れている。
 明治時代に宮内省等からの依頼により多くの油彩画を手掛けた五姓田義松による「田子之浦」は、1892(明治25)年、宮内省からの依頼により制作された。駿河湾の西岸、田子の浦から望む富士山はたびたび絵画作品等の題材となっている。
 同じデザインで、シリアルナンバーなしの切手シートも通信販売する。価格は1シート1000円で、発行数2万シートを予定している。郵便振替による通信販売の注文受付期間は5月7日から10月21日までで、郵便局のネットショップは5月20日から10月21日までとなっている。
 
切手シートの当選番号決まる

 4月20日に2019(平成31)年用年賀葉書および寄附金付お年玉付年賀切手ダブルチャンス賞の抽選が行われた。特別お年玉切手シートの当選割合は100万本に4本(当選本数1万287本)。賞品引換の受付期間は4月22日から10月21日までとなっている。
 当選番号は「973157」「960380」「685677」「172768」。


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