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第6982号

【主な記事】

日本郵政グループ入社式
[長門社長]時代の要請に応えよう


 日本郵政グループの入社式が4月1日、本社と全国13の支社ごとに一斉に行われた。本社では新社屋の22階にある「前島ホール」で挙行された。総合職ら262人が出席。各社の社長から辞令が交付された。今年度の新入社員は、日本郵政37人、日本郵便4011人、ゆうちょ銀行234人、かんぽ生命242人、全体で4524人。元号が「平成」から「令和」に変わる最初の年でもあり、新入社員らは新たな時代に向けて胸を膨らませていた。

 本社の入社式では、最初に辞令交付式が行われた。
 日本郵政は小田健斗さんが代表として長門正貢社長から辞令を受け取った。日本郵便は石川桃子さんに横山邦男社長から、ゆうちょ銀行は魚住達史さんに池田憲人社長から、かんぽ生命保険は寺田美優さんに植平光彦社長から、それぞれ辞令が手渡された。
 グループを代表して長門社長が「日本郵政グループは2万4000の郵便局、148年の歴史、総勢40万人を超える社員。時価総額14兆円はトヨタやNTTグループと並ぶ日本を代表する歴史の長い大企業。明治の創業以来、生活支援の役割を担っておりその役割は変わらない。外国への投資やトール社の保有、アフラックへの投資など日本郵政グループのグローバルな展開は始まっている」と強調した。
 そして「AIやIoT、データビジネス、フィンテックなど時代の要請に応え、グループを変化させていくことが求められる。その課題に真正面から参加し、行動していく。グループ内にはいろいろな仕事があり、活躍できる場はいくらでもある。それぞれの持ち場で、全力で活躍していただきたい」と激励した。
 また、社会人の先輩として「人事異動で一喜一憂しない。人生は一つの無駄もない。今のことに打ち込んでいると他のことにも応用できる」「思い悩むことがあっても、前向きに。コツコツと初心を忘れずに、明るく元気にやっていってもらいたい」という2つのアドバイスを贈った。
 長門社長の期待やアドバイスに対して、日本郵政の小田さんは「新しく時代が変わる中で、ITに携わる者としてグループの新しい時代を切り拓いていきたい」、日本郵便の石川さんは「仕事を丁寧にこなしていきたい。サービスやニーズの掘り起こしが社員によって積極的に行われていることに魅力を感じた。時代が移り変わる中で何が求められているかを考えながら業務に生かしたい」、ゆうちょ銀行の魚住さんは「地方の人が不便になっている中で、日本全国を支えていくゆうちょ銀行に魅力を感じ同行だけを受けた。変化に戸惑うことなく進んでいきたい」、かんぽ生命の寺田さんは「変化を引っ張っていけるような社会人として頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。


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