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第6955号

【主な記事】

大手町郵便局が誕生
郵政グループ本社ビル内に


 郵政グループの旧本社にあった千代田霞が関郵便局(岡安直樹局長)は、移転に伴い「大手町郵便局」に名称変更し、9月25日に新築移転しオープンした。住所は〒100-0004・東京都千代田区大手町2―3―1。日本郵政グループの新拠点、大手町プレイスウエストタワー内の1階で道路に面している。


 同日のオープンには、東京支社の大野政明経営管理部長、吉田典夫総務・人事部専門役、東京都中央地区連絡会の小林徹統括局長(日本橋南)、市毛芳和総務担当副統括局長(山王パークタワー内)、川上慶和郵便担当副統括局長(小川町)、片岡常浩ゆうちょ担当副統括局長(中央勝どき)、加藤博保険担当副統括局長(小伝馬町)、矢萩義雄丸の内北部会長(KDDI大手町ビル内)、川又祐二連携担当副統括局長(神田副局長)をはじめ、部会・連絡会の局長、支社スタッフほかが激励に訪れた。
 千代田霞が関郵便局は昭和44(1969)年8月に、郵政省内郵便局と
して開局。以来、約半世紀にわたって営業してきた。今回、改称され、大手町郵便局が業務を行う大手町プレイスは、日本郵政グループ本社が入るウエストタワー、イーストタワーの2棟で構成されており、国際カンファレンスセンターも備えたグローバルビジネスの拠点、大手町の新たなシンボルとして誕生した。
 移転オープン激励式は矢萩部会長が司会を担当。大野部長は「開局を
迎えるにあたって岡安局長、社員の皆さん、地区・部会の皆さんらによる大変な尽力があった。この場所には以前、東京郵政局があり、私も平成3年くらいからこの地にお世話になっている。さらに古くは大名屋敷などがあった」と述べた。
 また「窓口向かいの壁に掛けてある欄間は、組子細工の作品。組子の文様の下の方が三角形になっており、横版の封筒の封をしたときに、逆三角形に被(かぶ)る形状を表現。一つひとつの文様が封筒をイメージしている。こうした工夫で新しさだけではなく、昔からの古き良き江戸情緒を取り入れている」とした。
 さらに「今日は大手町プレイスもグランドオープンとなる。これまで以上に多くのお客さまに利用いただけるものと期待している。支社はもちろん、地区・部会一体となって大手町郵便局を盛り上げていただきたい」とエールを送った。
 小林統括局長は「42年前のこの場所、会場となった東京郵政局で試験
を受けて会社に入ったため大変感慨深い。当時は逓信総合博物館、関東郵政局、電波管理局、東京国際郵便局もあった。官庁の中心地の霞が関から、商業の中心地に移った」と歴史を振り返った。
 そして「近くに大手町ビル内郵便局、100メートル先にKDDI大手町ビル内郵便局と、大手町と名が付く郵便局は3局になった。大手町のど真ん中にあって、たいへん忙しい郵便局になるのではないか。所属する部会は丸の内南部会から丸の内北部会に変わるが、部会の局長、矢萩部会長はじめバックアップ体制はしっかりしている。スムーズな運営が図
られると期待している。丸の内北部会を更に盛り上げていただきたい」と激励した。
 岡安局長は「来年は平成から新しい元号に変わり、東京オリンピック・パラリンピック開催も控え、時代が変わっていく中で開局できたことを嬉しく思っている。今日の日を忘れずに、頑張っていきたい。近隣の方から親しまれる郵便局になるよう社員と一緒に努力する」と決意を述べた。
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