「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

6954号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す

お客さまあっての郵便局、一丸でV2へ

宮尾郵便局(岡山県)

瀧口喜道局長

 平成30年度も早、第2四半期の終盤を迎え、各郵便局では目標の推進をいかに順調に進めるか、数字を見ながら局長と社員が打ち合わせを行い、意識統一する時期である。そのような中、前年度に全種目達成し、V2を目指している中国支社管内の岡山県美作地区連絡会(難波泰之統括局長/津山一宮)の宮尾郵便局(瀧口喜道局長)を訪ねた。津山市は中国地方の東部、岡山県の北部に位置し、美作地方および津山都市圏の中心都市で、越前松平家10万石の津山藩の城下町から発展した。人口は約10万1400人、岡山県では3番目に多い。主な見どころは津山城址、鶴山公園、大名公園の衆楽園、美作三湯、蒜山高原などである。

 JR山陽新幹線岡山駅で津山線に乗り換え、終点津山駅へ、さらに姫新線に乗り美作千代駅で下車。駅を背にして道なりに左方向に約500メートル進み、国道181号線に入る。そのまま東に約2キロ進むと、右手前方に宮尾局が見えてきた。
 瀧口局長は新見市で生まれ育ち、昭和59年7月9日付で岡山貯金事務センターに採用となり、数局転勤後、美作局の局長代理を経て宮尾局長に就任、10年目を迎えている。
 スタッフは局長、主任、期間雇用社員の3人で、利用世帯は約1000、利用者は2500人ぐらいである。本年度は中国支社表彰で営業優績選奨(団体特別賞)を受賞した。
 地域の郵便局として

 地域との関わりは郵便局にとって基本で、お客さまあっての郵便局であることをしっかり認識し、笑顔とさわやかな声で迎え、会話を通じて要望をしっかり汲み取るように心掛けている。
 また、各種商品を勧めて販売する際にも、郵便局の都合だけでなく、お客さまの利便性にも十分配慮することとし、気分よく帰ってもらえるように努めている。他の金融機関と競合するケースもあるが、郵便局の持ち味を生かしながら、信頼され、愛される郵便局づくりを目指している。
 日々の推進を管理

 今年度も間もなく折り返しを迎えようとしているが、事業を取り巻く環境は依然と厳しく、目標は1日でも早く達成するとともに、その後も手を抜くことなく、上積みできるように努めている。
 お客さまに対しては、いろいろなお知らせを積極的に提供したり、アイデアを出すようにしている。また、お客さまに関する情報をお互いに共有し、効果的な営業活動を行っている。
 そのためには、日々の推進状況をしっかり把握し、先後処理を間違うことなく行うことも大事である。そのほか、できるだけバランス良い営業推進を図れるように配慮していくことにしている。
 一生懸命取り組んでも、万一推進に遅れが出そうなときには、意見を出し合い、早目に挽回できる状況にするよう努めている。
 人材育成に努める

 「企業は人なり」という言葉があるが、そこで働く社員の言動に伴い、お客さまが増えたり、減ったりすることが往々にしてある。そこで社員の育成に当たっては、まずコミュニケーションを図り、得意な分野、苦手とする分野を把握し、さらに性格も考慮した上で指導方法を考え、取り組んでいる。良い部分はしっかりと伸ばし、直すべき部分は徐々に改善していくようにしている。
 また、次席である主任に対しては、一つ上の役職をイメージして仕事をするように指導している。ほとんどマンツーマンの指導であるので、すべての面において、きめ細やかな指導ができているようだ。
 全員で共通認識
 
 人数は少ないが、毎朝、局長のリードでミーティングを実施し、相互に周知・伝達・報告を行い、全員が共通認識を持つようにしている。また、営業推進に当たっても統一認識を図り、お客さまに迷惑をかけないように取り組んでいる。
 地域活動の実施

 地域との関わりは大事であり、局長は地元の小学校の入学式、卒業式、運動会には毎回出席し、情報交換を行っている。また、町内会の夏祭り(8月)にも声がかかるので、積極的に対応している。
 今年度から初めて局前の花壇に朝顔を植えたところ、きれいな花を咲かせることができた。珍しい品種であったことから、種をもらいたいとの申し出が複数あり、希望のお客さまに持ち帰っていただいた。
 このほか、地域のお客さまから季節に合わせた「水彩画」や「貼り絵」等の提供があり、お客さまルームの一角に展示しているようである。


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