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6954号

【主な記事】

肥前さが幕末維新博覧会
佐賀県内郵便局がPR


 明治維新から150年となることを記念し、佐賀県内各地で3月17日から「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されている。幕末維新期の佐賀を映像で体感するとともに、佐賀の歴史や文化、食、アートなどを存分に楽しめる博覧会は好評だ。
 九州支社(髙手義彦支社長)では博覧会を盛り上げるとともに、佐賀県との連携強化を目指した「佐賀ブランドの発信」に関わる協力として、佐賀県内の郵便局で、郵便配達などに使用する機動車や軽四輪車の全車両に「肥前さが幕末維新博覧会」PRステッカーを貼付した。佐賀県内全郵便局を挙げて博覧会を支援することとなった。
 9月7日に佐賀中央郵便局(濵田英敏局長)で「肥前さが幕末維新博覧会PR活動出発式」が開催された。濱田局長、佐賀県南部地区連絡会の岩永辰吉統括局長(山口)、北部地区連絡会の庄島久貴統括局長(唐津坊主町)、九州支社の桑本寿之経営管理部長、肝付浩金融渉外本部長、立石仁司佐賀県本部長はじめ幹部、佐賀県から肥前さが幕末維新博事務局の脇山行人事務局長らが出席した。
 博覧会は8月末時点で124万人が訪れ、比較的順調に推移しているという。脇山事務局長は「歴史系の内容ということで非常に難しく思われる人もいるかもしれないが、分かりやすいものにしている。訪れた人たちからも大変高い評価をいただいている。まだ来場されていない人も多いと思うが、博覧会の内容については自信を持っているので、1人でも多くの人に足を運んでいただきたい」と呼びかけた。
 また「今回、日本郵便がPR活動に取り組んでいただけることは本当にありがたく思う。(博覧会は来年1月14日まで開催されており)あと130日余り、後半はもっとアクセルを踏んでPRしていきたい。本日の取組みを契機に、また一層多くの県外の人にもお越しいただければと思う」と期待を込めた。
 濵田局長は「明治維新150年の大きな節目の年。現在開催中の『肥前さが幕末維新博覧会』を郵便局がPRできることで、佐賀県の発展、活性化につながることとなれば、郵便局としても非常に喜ぶべきことではないかと思っている。今後、佐賀ブランドの魅力発信など、佐賀県と信頼関係を深めて協議を行いながら、様々な取組みをしていく。佐賀県の更なる飛躍のために、郵便局としても全力を挙げて協力していきたい」と意欲を語った。
 今年の夏には郵便局と佐賀県、佐賀県警と共同で、かもめ~るを活用して追突事故ゼロを目指した「かもめタウン」を配達している。濵田局長は「今後も郵便局は地域に寄り添い、地域とともに生き、地域を支え、地域発展の一助となれるよう努力する」と述べた。
 出席者たちが機動車や軽四輪車へ「日本郵便は博覧会を応援しています!」と記されたステッカーを貼りつけた。
 続いて、10月20日に開催される「さが維新まつり」の成功を祈念して、岩永統括局長から脇山事務局長へ協賛金の目録が贈呈された。そして、博覧会の盛会と配達員の交通安全を祈念して、庄島局長から配達員へ花束が贈られた。
 配達業務出発にあたり、博覧会の積極的なPR活動実施と交通事故防止への思いを込め、「PR、出発!」の掛け声とともに配達員たちは一斉に配達へと出発して行った。


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