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第6953号

【主な記事】

全国のおいしいもの大集合
新潟県・津南町で試食展示即売会


 信越独自カタログ試食展示即売会「全国のおいしいもの大集合」が8月26日、新潟県津南町の「ニュー・グリンピア津南」で開催された。新潟県魚沼地区連絡会主催で信越支社の協賛の催し。
 出店者は13支社すべてを網羅する全国規模で、昨年比でほぼ2倍の83店が出店した。来場者数は県内外からの観光客を中心におよそ3000人に及ぶにぎわいを見せた。前日は雨模様だったが、開催当日は晴れ間が広がり、朝早くから順調な客足が見られた。
 同日の朝7時半から開会セレモニーが行われ、桑原悠津南町長、大塚昇一小千谷市長、関口芳史十日町市長、林茂男南魚沼市長、株式会社津南高原開発の松崎和秋取締役会長を来賓に迎え、主催者の青木進代表主幹地区統括局長(越後上田)はじめ、日本郵便からは、小野種紀専務執行役員、佐野公紀常務執行役員、三田彰子信越支社長、浅見加奈子執行役員、安田裕明執行役員、長谷川篤執行役員ほか9人が参列。
 郵便局物販サービス、ゆうちょ銀行、かんぽ生命のグループ会社から4人、信越支社以外の12支社から物販担当部長ほか15人、主幹地区統括局長ほか12管内から35人、信越管内地区統括局長12人、信越支社経営会議メンバーほかが列席した。
 主催者を代表して、青木代表主幹地区統括局長は「本イベントは昨年に続き第2回目となった。われわれ郵便局は2万4000のネットワークで地域に溶け込み、地域の一員として地域に貢献する取組みを行っている。その取組みの一環であるこの物販カタログも、全国のお客さまの希望に応じることによって好評を博している。単なる特産品の販路拡大ではなく郵便局と地域の関係を強化し、地域振興に資するもの。今回の催しをご参考に各管内でさらにすばらしい施策をしていただければ幸いだ」とあいさつした。
 桑原津南町長は「郵便局は日ごろから私たちにとって身近な存在。安心安全の役割を果たされていることに感謝したい」と述べた。
 大塚小千谷市長は「地域の振興、地方創生にご尽力いただき感謝する。地域でこうしたイベントが開かれれば勇気がもらえる」と謝意を述べた。
 関口十日町市長は「昨年に続くこの試食販売会に対する期待はますます強くなっているうえ、郵便局の皆さんが提供するユニバーサルサービスは、とりわけ中山間地域では大変ありがたいことだ」とエールを送った。
 最後に林南魚沼市長は「魚沼の魅力の発信に取り組む中で、青木会長はじめ郵便局の方々のご尽力でこのようなイベントを開催していただいた。地方創生に力を注いでおられる郵便局の皆さまのご努力をありがたく感じている」とあいさつした。
 テープカットが行われたあと、地元の有志が「つなん火焔太鼓」を披露し、イベントがスタートした。
 夫婦や家族連れが主で、各ブースの販売員が勧める全国の特産品を試食し、その「おいしさ」を実感して買い求める来場者が相次いだ。購入した商品を早速、ゆうパックのブースで発送する姿も目立った。郵便局の金融サービスを紹介するブースも開設され大きな関心を集めた。この日1日の売上げは速報ベースでおよそ360万円となり、昨年の1.5倍を達成した。
 魚沼地区連絡会及び信越支社は従来から「魚沼うまいもの発カタログ」を発行して物品販売を積極的に行ってきた。このカタログは社員から「魚沼の特産品を販売する方法はないか」と提案がありそれを実現させたもの。当初は、魚沼の地域商材に限定した取扱いだったが、年々掲載商品の拡大を図り全国各地からの商品を取り扱うようになった。
 今年度の魚沼うまいもの発のカタログは全国の郵便局で取り扱われ、8月31日現在の販売は6万6130個、2億984万2960円となっており、2前年度の倍以上のペースで売り上げを伸ばしている。
 今回の試食展示即売会は①郵便局の物販カタログの認知度向上(カタログに掲載している地域特産品の認知度向上)②魚沼地域の業者が中心となり、地域の活性化―を図るのが目的。引き続き、商材の産地と商品化を考える中で、あるいはカタログ掲載商品の販売促進を通じて、地域の活性化を実現させていきたい考えだ。


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