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第6951号

【主な記事】

地方創生で魚沼物産展
[日本郵便]メダルプロジェクトも紹介


 日本郵便は8月23日、日本郵政ビルで「地方創生に関する発表会」として、東京2020オリンピック・パラリンピック応援の取組み、新潟県の魚沼地域特産品物産展を開催した。全国約3500の郵便局に使用済み携帯電話の回収箱を設置、メダルを作成する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」の紹介をはじめ、魚沼地域の特産品が販売された。

 同日は水落敏栄文部科学副大臣兼内閣府副大臣、柘植芳文参議院議員、徳茂雅之参議院議員、小千谷市の大塚昇一市長、十日町市の関口芳文市長、魚沼市の佐藤雅一市長、南魚沼市の林茂男市長、湯沢町の田村正幸町長、津南町の桑原悠町長を迎え、日本郵便から横山邦男社長、青木進代表主幹地区統括局長、信越支社の三田彰子支社長が出席した。
 東京2020オリンピック・パラリンピック応援の取組みについて、横山社長は「開催まであと2年となった。日本郵便はオフィシャルパートナーとして様々な取組みを行っていく。全国でオリンピック・パラリンピックを盛り上げていく所存」と強調した。
 そして「全国2万4000の郵便局が日本郵便の絶対的価値、唯一無二のネットワークであり、全国津々浦々に様々なオリンピックに関する情報をお届けする。日本郵便のこの強みを活かして、取組みを加速させていく」とあいさつした。
 水落副大臣は「オリンピック・パラリンピックへの機運の醸成を図りたい。魚沼の物産展もぜひ楽しんで欲しい」と祝辞を述べた。
 徳茂参院議員は「先日の豪雨で被災を受けた地域で、多くの方々に復旧復興に尽力いただき感謝。オリンピック・パラリンピックまで701日。2021年には郵便事業創業150周年を迎える。この節目にぜひとも盛り上げていただきたい」と呼びかけた。
 日本郵便が行う取組みとして、全国約3500の郵便局で使用済み携帯電話の回収箱を設置、オリンピック・パラリンピックで使用する金銀銅メダルを作成する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」、小中高校生に向けた「手紙の書き方体験授業支援プログラム」の状況、「東京2020公式ライセンス商品の8種類の販売」、「東京2020オリンピック・パラリンピック寄附金付年賀はがきの販売」などについて発表された。
 会場ではメダルプロジェクトの機運を高めるために、水落副大臣、柘植議員、徳茂議員、横山社長、青木局長、三田支社長が使用済み携帯電話を回収箱に入れた。また、2019年用寄附金付年賀はがきのデザインが写真パネルで紹介された。
 日本郵便が東京2020オリンピック・パラリンピックの機運を高めるために、小千谷市の伝統工芸品である小千谷ちぢみを使用した応援半纏の作成について発表された。
 続いて魚沼地域特産品物産展の開会セレモニーが行われた。横山社長は「霞が関の本社ビルでは最後の物産展となり感慨深い。魚沼地域の魅力あふれるおいしいものをはじめ、小千谷ちぢみなどの伝統工芸品など多くの人に魅力や豊かさを感じていただきたい」と期待を込めた。
 大塚市長は「物産展を開催していただき心から感謝。ぜひ、手に取ってもらいたい」。
 関口市長は「郵便局は少子高齢化が進む地域でもユニバーサルサービスを維持していただき感謝。魚沼地域の文化をさらに発信していきたい」。
 佐藤市長は「魚沼産コシヒカリを賞味いただきたい。新潟に足を運んでもらえれば幸い」。
 林市長は「南魚沼の自然エネルギーをいかした雪蔵を体験できるので、涼を感じて欲しい。東京2020大会は郵便局と一緒にクールジャパンを発信していきたい」。
 田村町長は「住んでよし、訪れてよしの町を目指している。観光に来た皆さんにありがとうと言ってもらえる街にしていけるように取り組んでいる」。
 桑原町長は「縄文時代から続く文化が現代まで続いている。豪雪地帯だが、雪を利用して栽培した豊富な野菜などを販売する」など期待を込めてあいさつした。
 参加者全員でテープカットを行った。「小千谷へきそば」「麦有ポーク・豚カレー」「越の梨茄子漬」「ゆきぐに温泉マンゴー『魚沼の妖精』」「清酒上善如水」「雪くれないにんじんジュース」などの商品が販売され、多くの人が訪れていた。


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