「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6948・6949合併号

【主な記事】

「みまもり」で法人契約
全国で初 九州支社
熊本市の㈱フジバンビと


 九州支社(髙手義彦支社長)は7月22日、菓子製造販売の㈱フジバンビ(吉田高成社長、本社は熊本市北区四方寄町)において、「みまもり訪問サービス締結式」を行った。みまもりサービスで法人と契約するのは全国で初となる。髙手支社長は「全国に先駆けることになり、契約者の皆さんの期待にしっかり応えたい」と強調している。

 フジバンビの本社で行われた締結式には、吉田社長、河瀬博文営業統括部長ら7人、日本郵便からは髙手支社長、桑本寿之経営管理本部長、川山孝幸熊本県本部長、熊本県中部地区連絡会の宮下民也統括局長(熊本西原)、園村良一副統括局長(奥古閑)、熊本県南部地区連絡会の寺本猪一郎統括局長(緑川)、山中正三郎副統括局長(八代本町)が出席した。
 九州支社経営管理本部の田中由美子担当部長が司会を務め、吉田社長が署名した。吉田社長は法人契約書に署名後、「社員の家族の安心なサポートをよろしくお願いしたい」と述べ、髙手支社長に手渡した。
 吉田社長と髙手支社長が固い握手を交わし、全国初の「みまもり訪問サービス法人契約」がスタートした。
 吉田社長によると、「日本郵便には日ごろからお世話になっており、会社にとっても、社員にとってもメリットがあると考え、『みまもり訪問サービス』の契約を決めた」とあいさつし、河瀬営業統括部長は「今回の対象は4人だが、今後はさらに対象者が増加することも予想される。また、他の関連会社にも紹介していきたい」と語った。
 髙手支社長は「ありがとうございます。みまもり訪問サービスの法人対象は全国に先駆けることになり、契約者の皆さんの期待にしっかり応えていきたい」と話し、参加者全員で記念写真を撮って締結式を終了した。
〈㈱フジバンビとの関係〉
 平成26年7月、㈱フジバンビから「主力商品である『黒糖ドーナツ棒』を郵便局のふるさと小包で販売したいので、相談に乗ってほしい」とのひと言から関係が深まった。
 その後、ふるさと小包やスイーツカタログ等、郵便局の物販に多数参入してもらい、28年度はゆうパックが11万個も差し出された。29年度はスイーツ部門で11期連続1位となり、郵便局物販サービスの郵便局を介して1億5000万円の販売実績となった。
 そのほか、28年度には福岡中央局に、29年度には東北の福島中央局にそれぞれ1期100万円の懸垂幕広告を出したほか、郵便番号広告にも毎年協力をしている。
〈みまもり訪問サービス法人契約までの経緯〉
 「みまもり訪問サービス」は29年1月の時点で法人契約制度はなかったが、税務上の優遇措置を調査したところ、福利厚生という税制優遇が受けられることが判明した(熊本国税局に確認)。
 そこで日本郵便本社に対して、法人契約制度の追加を上申したところ、本年7月から法人契約制度が追加された。
 ㈱フジバンビに対しては、熊本国税局で確認した頃から「加速する少子高齢化時代」と、国が勧めている「働き方改革」などの社会構造変化における「会社イメージアップ」、社員に対する「福利厚生充実」という点で、連絡会が中心となって「みまもり訪問サービス法人契約」について提案した。
 ㈱フジバンビでも前向きに検討、福利厚生の充実を図る目的で、このほど契約が締結されることに至った。単身赴任などで離れて暮らす高齢の親がいる社員を対象に利用料を会社が補助する。


>戻る

ページTOPへ