「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6943号

【主な記事】

みやざき3つ星フェスティバル
11社が参加、商談も


 「みやざき3つ星フェスティバル」(日本郵便、宮崎県、宮崎銀行主催、ソラシドエア後援)が7月4、5日の両日、東京都千代田区のKITTE地下1階「東京シティアイパフォーマンスゾーン」で開かれた。日本郵便の横山邦男社長、大澤誠専務執行役員、髙手義彦九州支社長、青木進代表主幹地区統括局長らが出席、宮崎県から11社が参加して物産の販売や郵便局を活用したカタログ販売事業者との商談会が行われた。

 「みやざき3つ星フェスティバル」は、地域活性化などを目的に日本郵便と宮崎県が結んだ包括連携協定に基づき開催された。会場には宮崎牛や地鶏の「みやざき地頭鶏(じとっこ)」、養殖の「宮崎キャビア」、「宮崎マンゴー」、芋焼酎、マグロだし、ゴボウチップなど62点の地元産品が並び、大勢の人で賑わった。
 オープニングセレモニーでは、宮崎出身の元フジテレビアナウンサー・花田景子さん(貴乃花親方夫人)が司会を務めた。
 まず、宮崎県の河野俊嗣(しゅんじ)知事が「宮崎県は全国第5位の農業生産を誇る有数の食糧生産地。宮崎牛をはじめ多くの日本一を持つ。たくさんの方に楽しんでいただき、宮崎の魅力に触れていただきたい」とあいさつ。
 宮崎銀行の平野亘也(のぶや)頭取は「このフェスティバルに支援、協力いただいた日本郵便や横山社長に感謝申し上げたい。東京から全国の皆さまに宮崎の魅力をお届けできればと思っている」と述べた。
 横山社長も「東京の中心地に宮崎が集まり、ワクワクしている。豊かな自然に育まれたおいしいものがいっぱいある。台風に見舞われ、準備が大変な中、お越しいただた皆さまの尽力に感謝申し上げたい」とあいさつした。
 日本郵便からは大澤専務執行役員、髙手九州支社長、青木代表主幹地区統括局長も出席。後援のソラシドエアの髙橋宏輔社長、宮崎出身の伊東信一郎ANA会長、日本経済新聞社の岡田直敏社長も列席した。
 会場には商談コーナーが設けられ、郵便局ネットワークを活用しカタログ販売を行っている「リンベル」や子会社の「郵便局物販サービス」が出店企業とビジネスの相談を行った。
 リンベルの安達正専務取締役は「ここで商談させていただいた宮崎の企業を1件ずつ回り、カタログに載せていきたい。カタログで宮崎特集を組み、いくつかの商品はその後に選べるギフトに載せたい。この商談会をビジネスにつなげていくのは我々の仕事。地域には知られていないけど、まだまだおいしいものがある。今後も地域活性化のお手伝いを続けたい」と抱負を語る。
 宮崎県は日本一がたくさんある。宮崎牛は3回連続内閣総理大臣賞を受賞しているほか、本格焼酎では3年連続で出荷量が日本一、みやざき杉は1991年から連続で生産量が日本一。カツオの一本釣り、キンカン、切り干し大根、キュウリ、スイートピーも生産量日本一だという。
 チョウザメの養殖が盛んで、キャビアの生産量もまた日本一。みやざきキャビアはANAファーストクラスの機内食に採用され、香港にも輸出している。同フェスティバルへの参加企業は公募した。22社から応募があり、県や宮崎銀行が選考し、11社に絞られた。


>戻る

ページTOPへ