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第6919号

【主な記事】

詐欺防止のステッカー
千葉県東南部連絡会 山武南部会


 千葉県東南部地区連絡会(長谷川英晴統括局長/山田)の山武南部会(行川亨部会長/豊海)は、電話による詐欺被害が増加している中、東金警察署(右田和実署長)からの協力呼びかけに応え、郵便局の集配車両や赤バイクに詐欺への注意を呼び掛けるステッカーを貼る取組みを実施した。
 大網郵便局(鈴木武局長)で右田署長はじめ東金警察署関係者、行川部会長はじめ山武南部会の局長、鈴木大網局長、東金局の糸井大恵局長、大網局の配達員らが出席し、「STOP! 電話de詐欺ステッカー交付式」が12月27日に行われた。
 電話による詐欺被害額は東金警察署管内だけでも11月末現在で2200万円にものぼるという。右田署長は「犯人たちは高齢者の皆さんが充実した老後の生活を送るためにコツコツ貯めたお金を騙し取り、あっという間に使ってしまう。ステッカーとともに、年賀状配達に際して少しでも地域の人たちへの声かけをしてもらえると非常にありがたい」とあいさつ。
 大網局では、大網白里市の2万1305世帯に毎日約2万1000通の郵便物を配達している。鈴木局長は「ステッカーを抑止力として防犯PR活動に努めていくが、毎日車両を清掃してきれいにしておくこと、また交通事故防止はもちろん、加害者にも被害者にもならない防衛運転に努めていくことも大切。今後も東金警察署と連携した活動を展開していく」と意欲を語った。
 ステッカー交付が行われ、赤バイクのキャリーボックスにステッカーを貼り付けた。多くの関係者らが見守る中、配達員たちはさっそく赤バイクで配達へと出発した。
 また、25日には行川部会長が会長を務める郵便局防犯協会が東金署と職場警察連絡協議会との協力で企画した「STOP! 電話de詐欺被害抑止年賀状配達作戦」のセレモニーが九十九里局で行われた。
 詐欺の具体的な手口や注意喚起、家族で合い言葉を決めて家族の絆で詐欺撃退をとうたったメッセージが書かれた年賀状を高齢者宅へ配達し、防犯意識を高めてもらおうというもの。元旦に今回のステッカーを貼ったバイクと車両で、一斉に詐欺発生ゼロへの願いを込めて管内の高齢者宅へ、その年賀状が配達された。


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