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第6908号

【主な記事】

首都圏業務チャレンジ2017
東京、関東、南関東支社合同で開催


 業務知識習得への意識向上により社員を育成し、営業・業務を強化して品質を高めることで郵便局ブランドをより強固にし、市場の競争に打ち勝っていこうと、東京支社が2015年に実施した「東京業務チャレンジ2015」。今年は関東・南関東支社も合同で「首都圏業務チャレンジ2017」という形で10月13日に開催された。

 営業面だけでなく、業務面でも頑張っている社員にスポットを当てられないか、という社員からのアイデアも踏まえ、東京支社金融業務部が中心となり実現したこの画期的な取組みは、全国から大いに注目を集めた。結果に対する評価ではなく、業務に関する知識を競い合うことで、窓口機能全体のレベルを高め、高品質の優れたサービスを提供する金融機関への成長を目指している。
 昨年10月に開催された「東京業務チャレンジ2016」決勝大会には他支社からも視察に訪れるなど、ますます注目度は高まっていた。
 筆記や実技の試験をもとに、日々の顧客サービスに対する努力・研鑽を、互いに向上し合っていくことを目指すもので、窓口機能部門の各郵便局、部会、地区連絡会の3段階で優秀者を選抜し、支社で勝ち抜いた社員を推賞する。
 各局長は支社から提供された事前テストをもとに、自局の代表を選考する。選ばれた社員はポータルサイトに掲載された問題を解く形で1次予選に参加。
 2次予選は各地区連絡会の総務担当副統括局長が主体となって開催。支社から提供された問題を解き、その結果をもとに地区連絡会の代表社員を選考する。そのエキスパートたちが一堂に会し、決勝大会でしのぎを削る。出題範囲は3事業に加え、提携金融や防犯など多岐にわたり、総合的な知識が問われる。
 そして今年度は東京支社に加え、関東支社、南関東支社の3支社による初の「首都圏業務チャレンジ2017」という形で10月13日、東京支社にファイナリストたちが一堂に会して開催された。
 東京支社の髙橋宏和金融業務部長が「この業務チャレンジは内務社員たちのスキルを磨くとともに、その貢献に応える施策、というのが始まり。東京支社では3年前から、関東・南関東支社は今年度からそれぞれ独自のやり方で実施してきた。そして今回、初めて首都圏大会としての開催となった。同一の問題で戦ってきて、今日も同じ問題で関東20人、南関東21人、東京22人の計63人が競い合う。緊張もあると思うが、3支社は〝おもてなし〟の心で臨む。普段の力を十分に発揮し、大会に出場した喜びと楽しみを味わってほしい。自局や連絡会に戻った時に、社員の皆さんや仲間に今日の思いを伝えていただき、もっと多くの人が参加してもらえる大会を目指していく」と開会宣言。
 関東支社から渡辺浩支社長、伊藤清一副支社長、向後勝義経営管理副本部長(金融担当)、東京支社から山崎勝代支社長、倉田健二副支社長、三ツ木浩文経営管理副本部長(金融担当)、南関東支社から大谷津善樹支社長、櫻井昭良副支社長、佐々木健一経営管理副本部長(金融担当)が、出場者たちへビデオレターで熱い応援メッセージを送った。
 日本郵便本社から佐野公紀執行役員、長野善仁金融業務部長、砂孝治金融業務担当部長をはじめ、3支社の支社長、副支社長、副本部長(金融担当)、金融業務部長、担当部長、幹部、出場者の所属する地区の総務担当副統括局長が出場者たちの健闘を称えるため、さらには北海道・東北・信越支社の金融業務部のメンバーも視察に訪れた。
 筆記問題25問を30分で解答する個人戦が行われ、続く団体戦では各支社4グループ(計12グループ)に分かれ、○×問題、ゆうちょ・かんぽ間違いさがし問題、配当金・払込取扱票・はがき査算リレー問題等、幅広く総合的な知識が問われるハイレベルの問題に苦戦しながらも、真剣なまなざしで普段の実力を大いに発揮していた。
 お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也氏による特別講話に続き、推賞式が行われた。審査の結果、個人賞は1位・外處美穂子さん(秋間局/関東/群馬)、2位・高村敏浩さん(平塚本宿局/南関東/神奈川)、3位・千葉裕二さん(横須賀逸見局/南関東/神奈川)、4位・横山良子さん(町屋局/関東/茨城)と人見寿佳さん(百村局/関東/栃木)、6位・三上徹さん(長瀞駅前局/関東/埼玉)と渡辺郁さん(鎌ケ谷南初富局/関東/千葉)と鳥海紀子さん(東久留米学園町局/東京/東京)が受賞。団体賞では東京支社が優勝を果たした。
 佐野執行役員は「互いにたたえ合って、今後も切磋琢磨しながら、皆さんの持っている業務知識やコミュニケーション力を高め、さらに力強い郵便局のリーダーになってほしい」と期待を寄せた。


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