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第6903号

【主な記事】

銀行手続の窓口を設置
東京の新宿郵便局にオープン


 全国の地方銀行の手続業務ができる窓口が9月26日、新宿郵便局の1階にオープンした。15道府県の銀行25行がこれに参加。転勤などで住所を変更する人や印鑑の変更など銀行窓口業務がここでも可能となる。
 運営する日本ATMは、「郵便局は立地が良いところにあり、来年度以降になるが、首都圏のターミナル駅を中心に5~10か所の窓口を設置したい」という。
 地銀向け銀行手続の窓口は2件目だが、郵便局では初めての設置となった。同窓口は、地方から転勤や結婚などで首都圏に引っ越した人や地銀の口座を持っている在住者が主に利用している。
 住所や氏名の変更、印鑑の変更、キャッシュカードや通帳の再発行、通帳の記帳・繰越などができる。手続きは、印鑑や身分証明書(名前や住所の確認)をスキャンして、日本ATM監視センターに送り、照合されれば、変更に関する情報を端末に入力できる仕組み。営業時間は平日午後12時から8時まで、土日祝日は午前10時から午後6時まで。
 新宿郵便局は新宿駅近くにあり、JRや京王線、小田急線、地下鉄、バスターミナルなど交通の要所。
 同窓口は約27平方メートル、1階の出入り口の分かりやすい場所に設置されている。
 日本郵便では、当面は1日に100件から200件の利用を目標にしている。提携する銀行は年内には30行になる予定だ。


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