「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6898号

【主な記事】

力を結集し管内3位以内を目指す
埼玉県東部連絡会
鈴木一美統括局長
三郷さつき局長

 埼玉県東部地区連絡会(鈴木一美統括局長/三郷さつき)は昨年度、営業の総合では目標圏内には入らなかったものの、ゆうちょが総合で関東支社管内トップ、中でも投信の成績が目覚ましかった。本年度も6月末現在、紹介・成約件数は全国トップ、紹介・成約金額は全国2位の成績でまい進している。ゆうちょを中心に、一人ひとりがコツコツと確かな成長を果たし、みんなの力を結集して総合管内3位以内を目指す。

 鈴木局長は平成3年に三郷さつき局長になり、地域の皆さんに親しまれ、愛される郵便局づくりに着手した。平成21年、埼玉県東部地区連絡会統括局長に就任。以前から連絡会の営業は顕著な成績で、太陽が東から昇るように、営業も東から上がると言われてきた。その伝統を引き継ぎ、営業には力を入れてきた。
 昨年3月の途中まで、総合では管内3位と目標圏内に入り期待していたが、最終的には目標圏内には至らなかった。事業別では郵便が一昨年度に比べて実績アップ、物販は管内4位と好調な成績だった。
 ゆうちょは資産運用を含め、総合で管内トップ、特に投信は昨年に引き続き好調で、本年度5月末現在、紹介・成約件数は118件と全国トップ、紹介・成約金額は約1億6600万円と全国2位の成績で、確実に管内の牽引的な役割を果たしている。保険では昨年度は1月末に全局全完を達成するなど、管内4位の成績だった。
 本年度は「社員一人ひとりの確かな成長と力の結集で“躍進”」をスローガンに掲げ、社員一人ひとりがしっかりと成長し、それを合わせた大きな力で躍進することにしている。
  一人ひとりが確実な成長を

 鈴木統括局長は、成長について「上手くいった、いかなかったこと、たくさんあると思うが、一度振り返って、次はどうしたら上手くいくのかを考えて、実際にやってほしい、すると、また上手くいかないことが出てくる。そうしたら、また次はどうやるのかを考えて、実行する。この繰り返しが大切で、意識、行動が当初とは少しずつ変わってくる。この変化が成長することにつながる」と指摘。「ぜひ各種研修に積極的に参加して、教わったことを自分のものにしてほしい」と激励している。
 機能重視のマネジメントが本格的に始まり、エリア内は人口も増え、市場も大きいし、まだまだ発展が期待できる。営業では稼げる連絡会で、全国ネットワークを維持するためにもしっかりと成果を上げることが大事と強調する。社員には①目標を持って②お互い助け合って③明るく元気にをモットーに取り組むように訴えている。
 竹澤朝之副統括局長(春日部小渕)をはじめ副統括局長は、コツコツとみんなで力を合わせるのが連絡会の特徴で、これを生かし管内順位を上げ、社員のモチベーションを高め、業務品質を一番に全種目目標達成し、管内総合3位以内を目指そうと呼びかけている。

  女性が活躍できる環境づくり
■総務担当―竹澤朝之副統括局長(春日部小渕)、加部正生関東支社経営管理本部総務・人事部損益・人事担当調整役
▽コツコツと頑張り、みんなでレベルアップするのが連絡会の特徴▽地区会誌では読者や会員のアンケート調査を以前から行い好評▽防犯、地域連携、人材育成が担当。人材育成では特に副部会長が担当制で頑張っているのが大きい。
▽加部損益・人事担当調整役によると、ワクワク郵便局づくりで注目されているのは女性の活躍。連絡会は社員数も多く、育児休暇に入っても安心して職場復帰できるシステムを作る必要があると指摘する。現在、所属長が対応することになっているが、局長は男性が多く女性特有の悩みもある。女性社員の相談しやすい環境を作ることが大事で、13人の女性局長に相談したところ、快く部会担当で対応する職場復帰プログラムサポーター制度を新設することになった。

  投信の紹介に全局で取り組む
■ゆうちょ担当―小菅一男副統括局長(北越谷駅東口)
▽昨年度、ゆうちょは総合では管内トップの成績。本年度もそれを維持したい。トップの原動力となったのは、投信販売と年金口座(管内3位)の成績。全部会の年金口座の目標達成が大きく、結果的に純増も増えた▽本年度は①集中満期②年金自動受取り③投信の紹介・成約の3点を柱に取り組んでいる▽本年度5月末現在、投信の紹介・成約件数は118件と全国トップ、紹介・成約金額は約1億6600万円で全国2位。
▽4月の「全局紹介・成約するまで終われません!」の施策が効果を上げたとみている。つまり、各局1件以上の紹介・成約に一丸となって取り組み、4月にできなかった場合は5月も続けるということで、全局が紹介・成約するまで終われないと意識付けを図った。毎日、日報により紹介・成約事例、話法をフィードバックし、会内全体で共有し、横展開をしているのが効果を上げた。
▽10部会ごとの全社員対象に紹介局向けの研修を行っているのも効果的。研修では市場の動向を交えて「なぜ今、投資信託なのか?」の説明を行い、投資信託の必要性について、全社員の理解・浸透を図っている。社員からは「投資信託の重要性等がよく分かった」との感想が多く寄せられ、取組みに活気が出てきたとみている。
▽本年度、7月20日現在、注目されているのは埼葛東部会が総合で管内トップ、春日部部会が2位だったことで、各部会の活躍が連絡会の推進力となっている。これは副部会長の働きが抜群に良かったことを裏付けている。連絡会は7月20日現在、総合では管内トップ。投資信託販売は89・58%の推進率でトップ、年金口座20・30%で管内3位と際立っている。年金口座が好調であるのは各部会で月1回は必ず年金相談会を開催していることが大きい▽顕著な成績は社員が毎日、コツコツと取り組んでいる成果である。

  全国トップの月伸でやり遂げた全局全完
■保険担当―佐藤年昭副統括局長(春日部藤塚)、前担当の小菅一男副統括局長(北越谷駅東口)
▽昨年度は120・65%と管内4位の成績。社員のモチベーションアップのための個人報労や局報労が効果的だった。中でも“埼東かんぽ GO!GO!トライアル”の施策が好評。これは自分でエントリーする金額を選定して、クリアすると報労するというもので、金額は3万円、5万円、7万円、10万円となっている。
▽秋の大ビンゴ大会も人気で、各局が月伸12%の達成を目指した。5グループ内の各局がガイドラインを達成し、縦・横1列につながった時にビンゴが達成し大きく盛り上がった▽常に新しい施策によって、頑張った社員のモチベーションアップを図ったのが効果を上げ、1月末の108局の全局全完達成につながった。全局全完達成は平成20年から続けている。
▽12月末の時点で100%達成していないのは約50局あった。1月末の全局全完達成は伝統であり、ライフプラン相談会を単マネと合同でも、ぜひ開催し、とにかく数字を上げてほしいと呼びかけた。ある局では残額が45万円、土・日も出勤して懸命に取り組み実績を上げた。全局に1月末の全局全完達成が浸透していることが成功した要因。その結果、1月の単月の推進では12・3%と全国トップの推進率を上げた。
▽当初から1月末目標達成のため1か月間の推進は12%と設定して、3月末で推進率では144%を目指していた。結果的には管内4位で、本年度は管内3位以内を目指している。
▽本年度は料額改定によって、厳しい推進状況になっている。階層別の研修会を行い、貯蓄話法から保障話法への転換を図っている。保障重視の話法については①できるまでやってほしい②すぐにやってほしい③必ずやってほしい―の3原則の下、必ず成功体験として自信を持つまで話法を実践してもらいたいとしている▽副部会長は部会を把握しており、副部会長の働きによって全局全完達成ができたと感謝するとともに、社員が毎日、コツコツとモチベーションを上げながら取り組んだ結果である。

  かもめ~るは管内トップ
■郵便・物販担当―長濱一哉副統括局長(幸手中)
▽昨年度、かもめ~るの推進率、販売枚数は管内トップ。本年度は、リストアップ事業所の追加と再訪問によってV2を目指している。部会では、かもめタウン3件以上(都市部は5件以上)の獲得を目指している▽郵便収入、ゆうパックは前年よりは成績が良かったが、まだまだ伸びしろがあるとしている▽かもめ~るは警察や金融防犯協会等の協賛型がうまくいったことが要因と分析している。
▽郵便窓口マイスターについて、部会、連絡会、支社の3つの研修によって、各局1人以上の社員に資格を取ってもらい、ビジネス関係の一体営業の実績を上げることにしている▽物販は数回行った施策が効果的で、管内4位の成績につながった。本年度はお買得梅干しが社員1人、1万円以上の売り上げ、さしま茶は1個以上、つぶらなカボスは社員数×10箱の売り上げを呼びかけている。

  単マネ局は部会の一員
■連携担当―落合吉昭副統括局長(三郷局副局長)
▽会議の後の懇親会には単マネ局の社員も参加している。そういう意味では単マネ局とエリマネ局とが一体になっているとみている。
▽営業成績では単マネ局が足を引っ張っている部分があり、部会の一員として推進管理を図ってもらいたい▽単マネ局とエリマネ局を阻むような壁は積極的に打破していきたい。


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