「通信文化新報」特集記事詳細

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第6896・6897合併号

【主な記事】

「ワクワク郵便局」を
社長表彰11団体が発表


 日本郵便は「ワクワク郵便局づくりに向けた取組発表会」を7月28日に本社で開催した。総務部社会貢献・CS推進室、人事部人材研修育成室、人事部ダイバーシティ推進室が主催、2017年度本社CS表彰を受賞した6部会(東北・亘理角田、南関東・都筑、東海・伊勢西、近畿・有田西、中国・笠岡東、四国・徳島南)、5郵便局(東北・水沢、南関東・秦野、北陸・富山北、東海・沼津、近畿・寝屋川)が取組みを発表した。

 ワクワク郵便局は、横山邦男社長が「現場、現物、現実主義で地域のマーケットに応じて創意工夫、お客さまも社員もワクワクして感動を覚える郵便局づくり」を提唱して、全国で多様な取組みが進められている。
 5月24日にワクワク郵便局推進(CS+ES)の観点で、支社推せんの25団体から11団体を社長表彰に選定した。こうした取組みはポータルサイトや社内報などで紹介、横展開を目指している。また、好取組みを広げるのに必要な支援策も検討されている。
 本社CS表彰の主な選考基準は、①お客さま視点での取組み、②地域性が発揮されている、③社員全員が主体性を持って参画している、④実践状況が検証できる(PDCAを実施し、業績向上につながっている)、⑤その他特筆すべき取組み(ES向上につながっているなど)。
 28日の発表会には横山社長をはじめ米澤友宏上級副社長、福田聖輝副社長、諫山親副社長、大澤誠専務、小野種紀専務、鈴木義伯専務ら多くの幹部が出席した。
 横山社長は「先輩から受け継いだ郵便局の最高のブランドである安心・信頼は、長年のたゆまぬ努力で創り上げてきた。そのベースにあるのは真心。我々のこだわりやひと手間にお客さまは価値を見出してくださる。さらに感動を覚え、ワクワク感を持っていただくために、郵便局、社員のファンをたくさん増やしてもらいたい。ファンづくりが持続的で健全な経営の源泉。各地域でワクワク感を引き起こしてほしい」と期待を込めてあいさつした。
 表彰された11団体が取組みを発表(概要は次のとおり。発表順)。
〈伊勢西部会〉CS推進リーダーがお客さま視点を意識した部会全局の局舎内の点検(入口、窓口カウンター、ATMコーナーなど)=実施効果・本社営業表彰Hグループ1位。重大事故・事故・事務ミスの年間無事故を達成
〈富山北郵便局〉CSマイスター取得の促進。電話版ミステリーショッパー=CSマイスター取得者が2015年度0名から2016年度は22名に。
〈都筑部会〉超ミステリーショッパー。オープンショッパー=社員全員がCSを意識した取組みを推進
〈秦野郵便局〉窓口ディスプレイをお客さま視点で見直し。局周清掃活動などを通じた地域とのつながり=カタログ・物販営業実績が対前年度比119.2%
〈笠岡東部会〉誕生日プレートの設置、季節のイベント、ウェルカムボードの設置、日めくりカレンダー=〔損益〕中国支社エリア内143部会中3位、〔業績評価〕143部会中3位
〈沼津郵便局〉花いっぱい倶楽部。雨漏れ対策用タオルの配達員の持ち出し=2つの班が無事故記録3000日を達成。2017年5月DOSS完全入力を達成
〈徳島南部会〉徳島小姑隊によるCSチェック=身だしなみ、あいさつ、お客さま対応等を点数化し、各局にフィードバックしたことにより、1局平均のCSポイントが上昇
〈水沢郵便局〉ボールペン習字勉強会。合格祈願封筒の配布=〔組織業績評価〕東北支社管内88局中11位
〈有田西部会〉窓口カウンター等に笑顔の社員とメッセージ。笑顔!キラキラ☆紀央=近畿支社内部会最高優績表彰第1~第4四半期いずれも優勝(1位)
〈寝屋川郵便局〉女性目線での身だしなみチェック。8月8日花の日キャンペーンの実施。各班でのミステリーショッパー=ユニフォームの更改45名。他支社等でもCS向上施策として取組みの横展開
〈亘理角田部会〉スマイル封筒プロジェクト=定額定期新規預入額114.2%(156部会中6位)。定額満期再預入率85.8%(156部会中19位)
 発表には幹部から多くの質問が投げかけられ、最後に福田副社長が「社員と局長が一体となって、お客さま目線で取り組み、部会や連絡会に広げてもらっていることに感謝。基本的な理念はお客さまと社員がワクワク感を共有することで、何を行ってもいい。ただ、その時に①お客さまのためになるか、②会社の利益になるか、③みんなでできるか、④楽しんでできるか、⑤続けてできるか、この5点を考えてほしい。郵便局のお客さまは約7割が女性、また利用する人の年齢層も高い。若い人たちも郵便局ファンにしていくことが大切。お客さまが郵便局を利用して良かったと思っていただけることを広げてほしい」と講評した。


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