「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6895号

【主な記事】

手紙から始まる恋物語
郵便局の婚活「ポスコン」
地方創生にひと役
(福岡県筑前東部連絡会)

 郵便局が結婚の手伝いをする地方創生活動の取組みとして、想いを手紙で伝える「郵便局の婚活ポスコン~手紙から始まる恋物語~」 を福岡県筑前東部地区連絡会(西村光晶統括局長/新多)は7月1日に遠賀郡岡垣町の「ぶどうの樹」で開催した。
 この婚活パーティーは郵便局が地域の活性化になればと昨年11月(会場飯塚市のパドドゥ・ル・コトブキ)に続いての2回目の開催となった。郵便局長には「お客さまから『息子や娘に良い相手がいないか』と相談されることが多い」という。「それなら婚活イベントを開き、地域の役に立とう」となったのがきっかけ。
 準備は中堅・若手の局長が中心となり、今年2月から打合せを毎月、6月は毎週行った。打合せ内容はポスター・チラシ・申込書の作成、参加者の募集、当日の司会進行・会場設営などで、6月12日にはKBC九州朝日放送の「アサデス」に出演して、テレビでのPRにも努めた。
 今回も25歳以上45歳未満の未婚者を対象に参加者を募集したが、ポスコン当日は快晴と好天気に恵まれ、午前10時に受付を開始、飯塚市・直方市・中間市・宮若市・嘉麻市・遠賀郡・鞍手郡・桂川町から男女85人が参加した。
 11時にテレビリポーターのシノケン(しのはらけんじ氏)の司会で開会。主催者を代表して西村統括局長のあいさつ、司会者からスケジュールの説明の後、参加者は最初にテーブルトーク(4人対4人)で飲食をしながら会話を楽しんだ。
 次のフリータイムでは天使に扮したスタッフも登場して、気になる相手との会話も弾み盛り上がったところで手紙(ラブレター)タイムとなった。告白したい相手(2人)に手紙を書き、会場入口に設置したポストに投函して3時間半の婚活パーティーは終了した。手紙は相手に届けられ、お互いが好感を持てば手紙の交換など交際がスタートすることになる。
 参加者から「手紙の書き方がわからない」との声もあったが「料理も美味しくて楽しかった」と喜ばれた。ポスコンは九州の各地区での開催も検討されており、当日は他県他地区から大勢の見学者が集まった。
 7月26日には、九州支社で行われた地方創生活動の取組発表でも成果を紹介した。



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