「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6860号

【主な記事】

全商品の目標達成に全員一丸
兵庫県播磨東部連絡会
西村雅也統括局長
加古川船頭局長

 平成27年に兵庫県播磨東部地区連絡会の統括局長に就任した西村雅也局長、それまでの局運営と同じく社員の働きやすい職場づくりを目指してきた。1日の大半を社員と過ごすので、家族と同様という気持ちが背景にある。社員が生き生きと営業に取り組む環境づくりを行ってきた。連絡会は大きな営業目標を持ち、また実績も上げてきた。それだけに会社の期待は大きく、本年度も全員一丸となって全商品の目標達成を成し遂げようと奮闘している。

 西村局長は昭和63年に加古川船頭(かこがわふなもと)局長に就任した。それまで郵便局に勤務していたこともあって、目指したのは社員の働きやすい職場づくりだった。1日の大半を社員と過ごす、家族と同じである。従って働きやすい職場づくりを一番としている。
 平成27年に兵庫県播磨東部地区連絡会の統括局長になってからも働きやすい職場づくりは変わらない。働きやすさがESにもつながり、社員が生き生きして取り組むことが局の雰囲気を明るくする。民営化以降、来局者は少なくなっている。来局者を増やすには親切、丁寧な応対に心がけて、来局して良かったと思ってもらうことが次にもつながる。
 営業では人口が多く、1局平均の目標額が大きい。そのため、社員のやる気をいかに引き出し、維持していくかが課題。営業では「やりたいことは全てやってほしい」と副統括局長に任せている。
 井上武志副統括局長(明石藤江)によると、特に保険ではスキルアップすることが必要だと研修に力を入れ、本年度で4年目となるが、1年目は実績100万円以上の社員はゼロだったものの昨年度は8人と増え、大きな成果につながった。西村統括局長は社員の力を伸ばして、楽しんで営業に取り組むことが重要だとし、全社員と一緒になって汗をかこうと呼びかけている。
 連絡会内の特徴として、局長と社員との関係が和やかで、かなり近いことが挙げられる。この結果、20年以上にわたる無犯罪として本社表彰に輝いた。人口が多いエリアなので営業目標が高く、それだけに目標達成が厳しい。西村統括局長は大きな目標を有しているのは、会社からそれだけ期待されている証拠だとし、全商品の指・目標達成に向けて全員一丸となって頑張ろうと訴えている。トータルの実績額では他の連絡会に決して引けはとらない数字で、目標が推進率だけではなく実績額を加味したものであれば、社員のモチベーションアップにも結び付くのではないのかと提唱している。

  100万個目指す
  いかなごのくぎ煮
■郵便・物販担当―田中秀樹副統括局長(平岡)
▽今後3、4月にかけ「いかなごのくぎ煮」の引き受けに関心が集まる▽今年も兵庫県下で100万個の引き受けを目指している▽神戸西から播磨東部にかけては一番の漁獲量で、昨年度、当連絡会では約5万4000個、単マネ局約16万個で、計約21万個だった▽レターパックでの引き受けが中心でゆうパック、定形外でも引き受けている。
▽おせちは10月からの販売で、目標は600個、昨年も約600個を売り上げ近畿管内1位、推進率では300%を超えた▽本年度、年賀販売は指標達成を目指す。
▽昨年、明石市内において郵便局カタログ商品の購入に明石市プレミアム商品券が利用できる取り扱いが好評だった。この取り扱いは初の試み。商品券の郵便局での販売は市内全31局で販売し完売した。郵便局で商品券を利用してのカタログ商品購入期間は10月1日~12月31日までで、歳暮やおせちを購入できることを周知して取り組んだ▽明石市との事前交渉は手数料の調整でかなり難航したが、双方が折り合いをつけ販売にこぎつけた。田中副統括局長は「完売できたのは皆さんのおかげ」と感謝している。

 20年以上にわたる
 無犯罪で本社表彰
■総務担当―橋本晋光副統括局長(加古川尾上)
▽播磨東部連絡会は20年以上にわたり犯罪が発生していないとして、本社から表彰された。これも社員の防犯に対する意識の向上が図られたことが大きい。同じ連絡会が播磨北と二つに分かれたのが昭和54年で、それ以降は犯罪が発生していない▽要因として局長と社員との距離が近いことが挙げられる。
▽井上武志副統括局長によると、以前“あなたのまちの郵便局チーム”と命名したマラソンチームを作った。明石市の駅伝に参加して輪を広げ、24時間マラソンにも参加した。駅伝では連絡会全員がおむすびなどを作り、いろいろな形で盛り上げた。こうしたことで社員と局長とのコミがより深まっている。

  土日に満期の
  アポ獲得を図る
■貯金担当―山崎徹也副統括局長(明石八木)
▽昨年度、 総合成績は(定新、年金の自動受け取り、純増、メイン口座化)は近畿管内10位。メイン口座化の自動引き受け取りは学校関係の給食費など、事業所の給料の引き落としが多い▽本年度は純増、年金自動受け取りも順調、メイン口座化は好調に推進している。昨年度は年金自動受け取りが厳しかった。本年度は改善に力を入れた結果、9月期に加古川中部会が全国トップの推進を挙げた。
▽集中満期では土・日曜日に訪問のアポの獲得を図り、訪問をしている。留守の場合には訪問カードにメッセージを書いておく。かんぽライフプラン相談会に連携して取り組んで、ポスティングなどでPRを行い、かなりの成果を上げている▽4人局が多いこともあって、1局平均の目標が大きく、推進率だけではなく実績額の評価も加味してもらえればと。忙しい中、着実に実績を上げており、社員には感謝している。

  研修による社員の
  スキルアップに成功
■保険担当―井上武志副統括局長(明石藤江)
▽昨年度の第4四半期は支社の優勝旗を獲得した。社員の研修の成果が大きく、研修は時間内に行っている。開催当初の2年間は○ブラッシュアップ研修(経験年数1~2年社員)○マスター研修(前年度実績30万円~50万円)○レジェンド研修(前年度実績50万円~80万円)の三つの研修を行ってきた。
▽昨年度からは○ブラッシュアップ研修○マスター研修○レジェンド研修にスーパーレジェンド研修を加え4研修を行った。本年度からは単マネ局の窓口社員を対象にして各研修に参加している。研修生は部会からの推薦でスキルアップのため年6回受講している。
▽研修の結果、1年目100万円以上の社員はゼロだったが、昨年度は100万円超えが8人、最高優績者は1人、ルーキーオブザイヤーは1人、管内優績者3人と大きな成果を上げた。募集人登録は201人いるが、研修を受講したのは88人で、半分近くが何らかの研修に参加している▽社員は研修に参加できるのは選ばれたものと自覚している。ほとんどの社員が真剣に受講した結果が実績を伸ばした要因。
▽本年度は1月末の早期目標達成見込みである▽ほとんどの局がライフプラン相談会を開催している。平日に開催しているが、保険だけではなく貯金、物販も販売している。来局者の増加を図ることが目的、当日、成果を上げなくてもアンケートをもらい、後日に上がるケースもあり効果を上げた。ポスティングの数とアンケートの数が多いのが特徴。井上副統括局長が開催した局の成果を分析して、他の局にフィードバックしながら成果を競わせたのも効果的だった。

  大きな成果の LP相談会
【ライフプラン相談会】(平成26年度)―42局の各局で開催。延べ58局に及んだ。
〈A局の場合〉6月22日~23日開催。「お客さま感謝祭」と銘打ち、物販試食試飲会・貯金キャンペーンも同時開催、部会内局長、社員総出で手伝い大賑わいの2日間だった。3事業とも大きな成果を上げることができた。
▽事前準備はDM貯金200通(通常貯金残高200万円以上で定額900万円未満のお得意さま)、DM保険50通(2か月以内に設計書を作成してもらったお客さま)、架電30件(つながる架電13件―4人アポ)、ポスティング2700通。アンケート71枚(ロビー活動の成果)▽当日の結果―保険7件、商談件数25件、内定商談件数2件。貯金―定額新規約2435万円、物販約14万円。

  がん保険とのセット販売を
【井上副統括局長が語る保険販売の秘訣】
▽毎日、「がん保険には入っていますか」と声かけして、がん保険はかんぽとセットで販売してほしい。郵便局でアフラックのがん保険を取り扱っていることを知らせることが大事。そしてがん保険に入っているという返事であれば、いつ入ったのかを必ず聞くことが肝心、毎年、内容が更新されるから。
▽保険はニーズ喚起と払い込みの説明ができることが肝心。お客さまに毎月8万円払ってもらうのは無理だが、年間100万円でできると話せば、もしかしたら加入するかもしれない▽お客さまと十分にコミを図ることが秘訣。
■連携担当副統括局長―山中裕之明石西局窓口営業部長
▽本年度から単マネ局の窓口も同じ取り組みとなるので、お客さまにとっては分かりやすくなったと思う。これからは人事交流を行い、社員のスキルアップを図ることが必要ではないのかと思っている。


>戻る

ページTOPへ