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第6841号

【主な記事】

郵便局が届ける吹奏楽祭
千葉県北部地区会が支援

 千葉県北部地区郵便局長会(永田賢二会長/秋山駅前)は2012年から、関東地方郵便局長会・局長協会の支援のもと、千葉県東葛飾地区吹奏楽連盟と千葉県吹奏楽連盟、関東地方会・局長協会主催の形で「郵便局がお届けする東葛飾地区吹奏楽祭~千葉県吹奏楽コンクールのための研究発表会~」を開催している。毎年、千葉県の東葛飾地区(野田市、柏市、流山市、我孫子市、松戸市)を中心に日頃の練習の成果を発表し、各種コンクールへ臨む場として開催されている東葛飾地区吹奏楽祭に、千葉県北部地区会が地域貢献施策の一環としてボランティアでの手伝いを申し出た縁から始まった。

 吹奏楽祭が行われた7月18日、早朝から局長たちはオレンジ色の帽子をかぶって赤いビブスを着用、役割分担して事務局の設営から来場者受付、誘導、駐車場管理・誘導、案内、清掃などに汗を流した。梅雨明け間近の夏空の下、出演者をはじめ保護者や関係者ら、優に1000人を超える人が訪れた。
 吹奏楽祭は前半・後半の入れ替え制で行われ、午前10時に開演。東葛飾地区の小学校から高校まで24の団体(前後半各12団体ずつ)が日ごろの練習の成果を披露した。演奏中や出演団体入替え時も、局長たちは吹奏楽連盟と連携し、出演者や観客の案内・誘導を行った。
 前半、後半ともプログラム終盤に永田会長が「郵便局は気軽に、手軽に、安心して利用できる、皆さんの近くにある存在として、歴史的にも伝統的にも収益を離れて活動しており、株式会社となった今もそれは変わらず生き続けている。人々の生活のお手伝いができることを一つのプライド、誇り、自信として日々活動している。今日は皆さんの練習の成果を発揮した素晴らしい演奏を、私たちも楽しませてもらいながらサポートしたい」とあいさつした。
 野田市の鈴木有市長が「この会場がこれだけ一杯になることはなかなかない。本当にうれしく感謝している。吹奏楽は仲間の音がいくつも重なって一つの曲になる。社会に出ても、自分1人では生きていけないということを教えてもらえるものと思う。これを機会に、社会の厳しい環境の中でも生き抜いていける力を身につけてほしい。そしてこの吹奏楽祭がますます発展し、いつまでも続いていくよう祈念する」と語りかけた。
 前後半とも、トリを飾ったのは特別出演の柏市立柏高等学校吹奏楽部。全国大会で数々のタイトルを獲得しているほか、海外公演もたびたび行うなど、その実力は各方面から高い評価を得ている。この日も迫力あるハイクオリティーの演奏で観客を大いに魅了した。
 千葉県北部地区会では吹奏楽のほかにも、昨年からはゲートボール大会も開催するなど、縁を大切にした地域貢献活動を展開している。



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